アシブトチズモンアオシャク 成虫 Agathia visenda curvifiniens Prout, 1917

最近、近隣で、この蛾の写真を撮っていた。

大きさは、前翅長16ミリぐらいだったと思う。

種名は、アシブトチズモンアオシャク。似ている種に、チズモンアオシャクがいるらしいが、上の個体は、アシブトチズモンアオシャクだと思う。

幼虫は、キョウチクトウ科のテイカカヅラなんかを好むとのことである。自然下だと、何に該当するのかは、ちょっと検討が付かない。

この蛾は、国内では西日本に、国外では台湾に目撃報告が多く、南方系の蛾のような気がした。

ちなみに、種名のアシブトは、雄の後脚に毛束が有り、太く見えることからと書いてある紹介を読んだ。

ツマグロナミシャク? 成虫 Xanthorhoe muscicapata (Christoph, 1881)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長11ミリぐらい。

止まり方から小さめのナミシャクなんだろうなとは思った。調べたところ、自信が持てないのも認めるが、ツマグロナミシャクなのではと思う。

ネット上の画像でも、色彩の変異が多いのは分かったが、その中でも、上の個体は、シンプルに地味な色合いに色彩変異した個体なのかなと思う。

幼虫の食草は、キンミズヒキやキツリフネと書かれている情報が多かったが、キンビズヒキは、近所の林に行けばあると思うが、キツリフネなる植物は見たことがない。一歩下がって、ツリフネソウとしても、近隣だと山に行かないとないかもしれない。

この蛾の国外での生息域としては、ロシア南東部から朝鮮半島にかけて、そして、中国北東沿岸部辺りなのであろうか。

シロジマエダシャク 成虫  Euryobeidia languidata languidata (Walker, 1862) 2

最近、近隣で、薄暗い林の中を、複数のこの蛾が飛び回っている光景に出会った。

ただ、飛び回っている主は、あらかた見当は付いていた。数回のチェイスの後、なんとか写真に撮ってみた。

大きさは、開張で4センチちょっとぐらい。

名前は、シロジマエダシャク。昨年、この蛾の存在に気がつき、なんとか写真に写したものを、昨年のほぼ同時期に投稿済みではある。

また、幼虫は、本年の春に見つけて写真に撮り投稿済みである。

さて、この幼虫の食草は、モクセイ科の樹木の葉という事だが、今回、この蛾の写真を撮ったエリアは、モクセイ科の樹木が濃く植わっていたのは確かである。

今の時点で、その樹木が何であるのか調べてないが、ネズミモチではないのは分かる。トウネズミモチかなぁと思うのだが、その木の周りを歩いている時に、少し良い香りが漂っているのである。白い蕾がいっぱい付いていたけど、ネズミモチの蕾って良い匂いするのかなぁ。(手で手繰り寄せて嗅ぐと、それ程でもなかった。)

あと、流石に常緑広葉樹が好みの蛾だけあって、暖かい地方の蛾であり、台湾、中国南東部、インド、ネパールにも生息しているようである。