キトガリヒメシャク 成虫 Scopula emissaria lactea (Butler, 1879)

最近、近隣で、この蛾を見かけ、写真に撮っていた。

大きさは、開張サイズで、15ミリぐらい。

種名は、キトガリヒメシャク。初めて見るヒメシャクである。

さて、この蛾の分布を調べようと、学名でネット検索したところ、情報がほとんど出て来ず、代わりに、Scopula emissaria (Walker, 1861)という蛾の、シノニム(学名違いの同一種)として、現在扱われている可能性を感じた。

ちなみに、同一種とされるScopula emissaria (Walker, 1861)の生息分布は、直ぐにネット上でヒットしてきて、インド南部、スリランカ、タイ南部、オーストラリア北部、カンボジア………そして、台湾、中国東岸、韓国、日本といったような環太平洋の左半分みたいなイメージである。

幼虫の食草は、ちょっと分からなかったが、暖かい地域で育つものなのは間違い無いのかなと推測する。

マエキオエダシャク 成虫 Plesiomorpha flaviceps (Butler, 1881)

先ほど、近隣で、この蛾を見かけ、写真に撮っていた。

大きさは、前翅長16ミリぐらい。開張で3センチちょっとあるなというのは、目測だが慎重に確認した。

既に、昨年の5月23日に、我家の外灯下に現れた個体の投稿をしているが、種名は、マエキオエダシャク。

幼虫の食草は、モチノキ科の樹木の葉のようである。

上の写真の個体は、翅も大分と欠損しており、自然下でのサバイバルの結果かと思われるが、短い生涯の中で子孫を残す事に成功した(する)事を願っている。

国内では、本州から南西諸島まで、海外では、朝鮮半島以南の東アジア南東部に生息している模様。

キオビベニヒメシャク 成虫 Idaea impexa impexa (Butler, 1879) 2

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

私にとっては、お馴染みの蛾であり、時々見かける蛾でもあり、既に2年前の5月終わりにも、投稿済みの蛾であるが、今回、我家の外灯下に現れて、しかもアップの写真が撮れたこともあり、再投稿しようと思った。

大きさは、開張で17ミリぐらいではなかったであろうか。

種名は、キオビベニヒメシャク。

この蛾の特徴は、その小ささと、太めの縁取りだと、私は思う。

幼虫の食草は、一般的に、知られていないと言われる一方で、タデ科のミゾソバやイヌタデとも言われている。

この蛾を時々見かける森で、考えると、取り敢えず、タデ科のハナタデかなと類推する。

国内では、本州以南から九州まで生息している蛾である。中国東部や朝鮮半島にも居ると思われる。