クロテンシロヒメシャク 成虫 Scopula apicipunctata (Christoph, 1881)

先ほど、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、開張で18-19ミリのとても小さい蛾である。

ただ、肉眼では、白銀色に見えるとても美しい輝きのある蛾に見えた。写真で見て、初めて翅頂に小さな黒い点がある事に気が付いた。この場所の点は、個体によっては、2個の場合も、場合によっては3個のケースもあるようである。

種名は、クロテンシロヒメシャクだと思う。シロヒメシャクというだけあって、光沢のある純白に見える蛾であった。

幼虫の食草は、タデ科のミゾソバやイヌタデとの事である。

ギフウスキナミシャク 成虫 Idiotephria debilitata (Leech, 1891) 標高1400メートル 長野県

先週末、一泊で長野県に行く機会があった。宿泊先は、標高約1500メートルに立地していた。

限られた時間であったが、宿の周りを散策すると、以下の蛾が目に留まり、写真に撮っていた。

大きさは、前翅長15ミリぐらいだったと思う。

調べたところ、あっさりと、ギウウスキナミシャクという種に行き着いた。

もうちょっと良い写真を撮っていた事に気がついたので、そちらも。

幼虫の食草は、ブナ科のカシワ、コナラと紹介されている投稿が多かったが、標高1500メートルに生息していた事を考えると、ブナ科のミズナラに置き換えられるのかなと考える。

国内では、北海道から九州まで生息している蛾らしい。国外では、シベリアにいるとの紹介も目にした。

クロスジシロヒメシャク? 成虫 Scopula pudicaria (Motschulsky, 1861)

三日前に、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

この日の記憶では、開張3センチと言いたいところを抑えて、実際正確には、27ミリぐらいなのかなと目測したのを覚えている。

特徴としては、この手の似通った蛾達の中では、黄色でも灰色でもなく、翅が白に近いと感じた。あとは、写真を見て分かった事だが、翅の極小の散りばめられた点が疎で少ない印象を持った。

うーん。確証はないが、クロスジシロヒメシャクという種が近い気がした。ただ、クロスジシロヒメシャク自体が、ネット上にそれほど情報が多くなく、まだまだしっかり特徴が確立されていない種の気もしたが……。

一応、クロスジシロヒメシャクの幼虫の食草は、バラ科のワレモコウ との事である。ワレモコウ は、近隣の小川沿いとかで見かける植物で、近所にないとは言い切れない。

さて、過去に、似たような蛾をヤスジマルバヒメシャクというタイトルで投稿している事を、先ほど、確認した。この手のヒメシャクに関しては、種名を確証するには、もうちょっと自身でデータを積み上げていくしかないと感じる。次会えるのは、いつであろう。