昨日、近所の谷津田を散策した際に見かけて、どうしても写真に撮りたかったので持ち帰ってきた個体である。
大きさは、前翅長で2センチぐらい。シャクガの仲間であろうとは予測できたが、エダシャク亜科とナミシャク亜科を当たったところ、該当しそうなものを見つける事ができなかった。
こうなって来ると、急に冷え込んで来た昨今、「秋に現れるシャクガ」というキーワードで検索すると、それらしき種がヒットして来た。
名前は、キマダラオオナミシャク。後翅にマダラ紋様があり、とても、派手目な雰囲気の蛾であるが、私は、後翅を見る機会は持てなかったのと、私が捕まえた個体は比較的地味目な雰囲気である。
ただ、キマダラオオナミシャクであるのは間違いないと思う。
さて、幼虫の食草は、マタタビ科のサルナシとの事である。
我家の敷地始め近隣の林には、キュウイにそっくりの赤い荒毛が生えた蔦植物が、結構生えている。いつも、それらがキュウイなのか、なんなのか分からないで居た。
そこで、最近調べたところ、キュウイの原型であるサルナシという事を学んだ。ただ、サルナシは、元々、知識では知っていたし、それらの赤い荒毛の生える植物が、実を付けている現場に出くわした事があれば、即座に、サルナシかと分かっていたはずである。
そのうち、近隣でサルナシの実を見てみたいものである。