昨日、近所の用水路でヌマエビの仲間を採捕している時に網に入ってきた。
大きさは、体長で17ミリぐらいではないだろうか。同日に他の場所で採れた個体は、20ミリ以上あった。
現地でも、種名は、コオイムシと分かっていたが、近隣では時々見かける水棲カメムシである。大概は、オスが背中に沢山の卵を付けて守りながら生活しているステージに出会うことが多く、コオイムシ(子負い虫)の名前が、なるほどと頷ける虫である。
さて、私は、このコオイムシという虫には出会う方であるが、環境省が準絶滅危惧種に指定している種(茨城県 絶滅危惧Ⅱ類)という事を、最近知る事になった。
こうした里山周りの水棲昆虫が数を減らした理由に農薬に敏感という記事が多いが、これを理由に考えるのが減少の理由を考える時に、私的には一番納得しやすい。
時代は、少し先に進み、農薬使用への意識の変化は感じられる。今後は、少しづつ回復していく昆虫のような気もする。