ミナミホソサシガメ

ちょうど20日ぐらい前に我家の外灯下に来ていたカメムシの仲間である。

細いカメムシの仲間なのか、サシガメの仲間なのか分からなかったが、調べたところ、サシガメの仲間である事が分かった。

大きさは、もうハッキリと覚えていないが、体長18ミリぐらいだったと思う。

種名は、ミナミホソサシガメとホソサシガメで迷ったが、触角の基節の長さが頭部の長さ(正直何処から何処までが頭部か分からない)より長いのが、ミナミホソサシガメで、頭部と同じぐらいなのが、ホソサシガメとの事である。

ミナミホソサシガメは、ミナミ(南)が付くぐらいで、南西諸島にも居る。一方のホソサシガメの分布域は、おそらく南西諸島を除く本土なのかなと推測したい。

どちらも、休耕田の草の根際に居るとの記事を呼んだが、この2種を明らかな別種とするなら、進化・枝分かれの過程も想像してみたく思う。ただ、仮説に繋がりそうな多角的な情報は、ネット上には出回らない。

クロトビイロサシガメ 

先ほど、我家の外灯下に来ていたサシガメの仲間である。

体長は、18ミリぐらいだったのではないだろうか。見た事があるようなないような……確認してみたところ、未投稿の種と分かった。

種名は、クロトビイロサシガメ。

前翅の真ん中辺りに傷のようなものがあり、より黒い色になっていると思っていたが、どうもこの漆黒の部位は、本種の特徴のようである。ネット上の本種の写真のどれにも、見て取れるのである。

本種は、コオロギをメインに捕食するサシガメらしい。コオロギと言えば、勝手に秋の鳴く虫みたいなイメージを持っているが、ちょうど今の時期に見かけたのも納得がいく。

成虫で越冬するようである。

トビイロサシガメ

数日前に我家の外灯下に来ていた昆虫である。

サシガメの仲間であるのは分かるが、モモブトトビイロサシガメなのかトビイロサシガメなのかで迷っていた。

ただ、既投稿のモモブトトビイロサシガメの写真と比べると、前脚腿節が凄く太いようには見えないのと、背胸部後端が尖っているのは、トビイロサシガメの特徴との事なので、それらを考慮すると、下の写真の個体はトビイロサシガメなのかなと類推した。

大きさは、17ミリぐらいだったた思う。

ちなみに、モモブトトビイロサシガメは沿岸部に多く、トビイロサシガメは内陸に多いという一般論があるが、私が住んでいる地域は、縄文時代頃には、低地(現在の標高で5メートル辺り)は殆ど海だったと思われる。

そういった意味では、内陸だから沿岸だからより、昔はどこまで海だったかを知る事は、一部の甲虫達の分布域に共通性を見出すときには、押さえておいた方が良い事実の気がする。