ソバ Fagopyrum esculentum

この白い小花を咲かせる植物が、田んぼの畔に咲いていて、暫くの間、何という植物か分からなかった。

撮影日は、約1週間前。

ソバかって気付いたのは、ソバを育てている畑の溢れ種から生えてきたソバの花や葉や茎の色を、たまたま見たからである。一番は、独特な葉の形を覚えていたことによるかもしれない。

以下に、明らかに収穫目的に栽培していたものから落ちた種からの実生である。

ところで、近隣で、時々、ソバは栽培しているのを見るが、少し調べてみて、改めて冷涼な気候を好む植物であることが分かった。しかも、湿潤な土壌もダメらしい。山間の傾斜地とかで栽培されているのが頷ける。

また、平均最低気温が17,5度を上回ると、実入が極端に悪くなるとも書いてあった。今は、北海道が、主要産地のようである。

あと、肥料喰いの作物らしい。酸性の痩せた土地で育ち、実もみのるが、結実はし難いとも書いてあった。

でも、蕎麦って美味しいし、地元産のソバが出回ってくれた方が、輸送面や地産地消の考えでもプラスになるし、食べたいんだよな。

地球温暖化で、地元には逆風の作物の気がするけど、どんな品種が有るんだろう?

そのうち、調べてみよう……htmlhttp://www.hokuto-kona.net/soba/hinshu/index.html

ハゼラン

9月の半ばに家から一番近い山系の山に登った時に、まさに1号目付近の集落内の水路脇で見かけた。

近隣近所で見たことない植物だったが、雰囲気が可愛くて、気にはなっていた。

調べたところ、ハゼランという名で、明治時代に入ってきた植物である事が分かった。原産地は、西インド諸島と書いてあったのを読んだ。

外来種なのだが、野外への溢出は、目立つほどでないのか、生態系被害防止対策種のリストには入っていないようである。

ランが名前に含まれているが、ナデシコ目ハゼラン科の多年草である。

原産地の方では、葉を野菜として食べる習慣もあるみたいである。

ムシトリナデシコ

最近、近隣で、この植物を見かけて、何という植物であろうと首を傾げたことがあった。

最初は、シソ科の植物を当たったが、それらしき植物に出会えず。写真を見返す中で、茎の薄っすらと起毛して白くなっている感じや、萼の長く膨らんでる感じや、すっと立ち上がる茎が、ナデシコっぽいなと思い、ナデシコの仲間を当たると、ムシトリナデシコという種が浮上してきた。

ムシトリナデシコ自体は、現在もガーデニングとかでは人気の種で、もっと花色が濃かったり、白一色のもの等が出回っているようである。それに、それらは、花数自体も多い気がする。

しかし、私が近隣で見かけたムシトリナデシコは、花色も地味目で、花付きも疎らである。

原産はヨーロッパのこのムシトリナデシコが、日本に持ち込まれたのは観賞用として、江戸時代との事である。それ以降、各地で野に溢出したものが咲いているらしいが、私が見たものも、そうしたものの名残りであろうか?

ちなみに、ムシトリナデシコのムシトリの部分は、葉の付け根に粘着質な部分があって、その場所で小昆虫を捕まえれそうなイメージから名付けられているとの事である。