コガタシロモンノメイガ 成虫 Piletocera sodalis (Leech, 1889)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

過去に2回投稿しているが、今回が一番、背正面からしっかりした写真が撮れたと思うので、再投稿している。

この蛾は、名前にコガタと付いているだけあって、小型の蛾である。今回、我家の外灯下に来たこの個体も、開張サイズで14ミリぐらいだった。

この蛾の紋様を見る限り、私は、二回りぐらい大きい蛾であるが、モンキクロノメイガという同じノメイガ亜科の蛾が脳裏に浮かぶ。

この2種は、色合いも紋様のパターンも少し似ている気がする。ただ、大きさは、モンキクロノメイガの方が全然大きい。

この2種が、どういう系統で繋がっているのか、読み解きたいのだが、現段階では、自分には分からない。一応、コガタシロモンノメイガは、北海道から九州と朝鮮半島にいる蛾らしい。モンキクロノメイガの方は、北海道から南西諸島を経て、東南アジアの方までいるらしい。

どちらも、国内の1000メートルぐらいの山地にも生息しているようである。

ちなみに、コガタシロモンノメイガの幼虫の食草は知られていないとのことである。一方、モンキクロノメイガの幼虫の食草は、ブドウ科のヤブガラシやエビヅル等である。(確かに、ヤブガラシの茂みから飛び出して来るモンキクロノメイガに時々出会うことがある。)

ホソミスジノメイガ 成虫 Pleuroptya chlorophanta (Butler, 1878)

最近、近隣で、何か虫でも出てこないかなと、芝生ベースの草むらを歩いていたら、驚いて飛び立った蛾がいた。隣がアスファルトの道路だったので、道路の方に追いかけると、目論見通りにアスファルトの上に止まってくれた。

大きさは、前翅長1センチ。小さいノメイガの部類だと感じた。

種名を調べると、ホソミスジノメイガと判明。

過去の投稿を確認すると、昨年5月24日に我家の外灯下に来た蛾として投稿済みであった。ただ、今回の方が、全然大きく鮮明な写真が撮れたので、再投稿した次第である。

この蛾のネット上の画像を見ると、羽化から日にちが経ち劣化で縁毛が白くなって行くのは、この蛾の特徴と言っても良いと感じた。

幼虫の食草は、コナラからサクラ等まで、たいていの樹木の葉を食べれるようである。

シロテンキノメイガ? 成虫 Nacoleia commixta (Butler, 1879)

三日前に、我家の外灯下に来ていた蛾である。

大きさは、開張17ミリぐらいだったと記憶している。とても小さい蛾に見えた。

色合いの濃淡で言ったら、クロフキノメイガという種に近い気がするが、実際は、シロテンキノメイガという種なんだろうなと考える。理由は、クロフキノメイガの方が、シロテンキノメイガに比べると、圧倒的に目撃情報とかが少ないようで、シロテンキノメイガとしておく方が無難と考えるからである。

そもそもシロテンキノメイガもクロフキノメイガも、ネット上の写真で見比べる限り、茶色い部分の色が濃い目なのがクロフキノメイガであり、それ以外の紋様の配置とかは、かなり似ている。

2種がどのように枝分かれしていったのかが気になる。

2種とも幼虫の食草は知られていないようである。