ウスシロモンヒメハマキ? Notocelia autolitha (Meyrick, 1931) 2nd

数日前に我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長7ミリぐらいだったのではないだろうか。

種名は、ウスシロモンヒメハマキ。

2年前の5月15日にも投稿している種だが、今回は、その時よりは格段に良い写真が撮れたと思う。

さて、幼虫は、クワ科のコウゾが好みらしいが、コウゾだけ限定というのも考え難いので、同所に生えるヤマグワなんかも食べれるんだと思いたい。

生息分布の方は、国内は、北海道から対馬含む九州まで。海外の生息分布は、韓国からの生息報告が上がっている。

追記………バラシロヒメハマキとして紹介されている種とも結構似ているなと思い始めた。

アオスジキハマキ 成虫Dicanticinta diticinctana (Walsingham, 1900)

数日前に我家の外灯下に来ていた蛾である。

大きさは、体長8ミリぐらいだったと思う。

同じ日に、同種だと思われる個体も来ていたので、そちらの写真も以下に。

こちらの方が、若干小さかったような気がする。

種名は、アオスジキハマキ。

上の2個体の違いが、雌雄の違いから来ているのかは、現時点での私には分からない。

幼虫は、モクセイ科のイボタノキやハシドイを食べるらしいが、おそらく、近隣だと他のモクセイ科のネズミモチの類も行けるんではと思う。

このアオスジキハマキの生息分布は、北海道から九州まで。海外は、中国にはいるらしい。

この日は、5月にしては日中の温度が30°を超える真夏日となったが、我家の外灯下は、多くの昆虫で賑わっていた。

アトキハマキ 幼虫 Archips audax (Razowski, 1977)

最近、近隣で、この蛾の幼虫を見かけて写真に撮っていた。

大きさは、この時の成長段階で、25ミリぐらい。

手のひらに乗せてしまったが、元々は葉を巻いた巣から顔を出していたものを、可哀想だがひっぱり出して写真に撮ったものである。

そして、頭部と同じような太さの胴が細長く続くのは、ハマキガ達の幼虫の特徴である。

では、何というハマキガの幼虫かというと、同じ外見を持つ幼虫を、アトキハマキの幼虫として紹介しているサイトが多かった。

ゆえに、アトキハマキの幼虫と考えたい。

アトキハマキ自体は、結構、広食性の蛾のようである。

生息分布の方は、国内は、北海道から屋久島辺りまでいるようである。海外の生息分布は、朝鮮半島と台湾から、生息報告が上がっているようである。

この日は、この蛾の幼虫以外、もう一種、ハマキガの幼虫と思われる蛾の幼虫がいたが、どちらも巻いた葉から少し顔を出して、佇んでいた。これが、何をしている瞬間なのかは、分からなかった。ただ、このアトハマキの幼虫の方は、危険を感じた瞬間に、一瞬で葉の中へと後退りした。餌を食べる事に一心不乱になっていて、迫り来る危険に気が付かない蛾の幼虫達も多いが、このアトキハマキの逃避のスピード感にはビックリというか意外であった。