ホソバチビヒメハマキ 成虫 Lobesia aeolopa (Meyrick, 1907)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長7ミリぐらいだったのではないだろうか。

種名は、ホソバチビヒメハマキ。

幼虫の食草は、多岐に渡るようだが、昆虫のオトシブミが作った揺籠の端を食べているのも観察されているようである。

この蛾の生息分布は、国内は、本州以南……九州近海を経て、沖縄本島含む南西諸島まで。海外は、韓国、マカオの辺り……あと興味深いのは、マダガスカルやオーストラリア東部沿岸部からも生息報告が上がっているところであろうか。

ヘリオビヒメハマキ? 成虫 Cryptaspasma marginifasciata (Walsingham, 1900)

最近、近隣で見かけて写真に撮っていた蛾の一つである。

大きさは、体長1センチ弱。この手の蛾にしては、大きい方なのではと感じた。

種名は、ヘリオビヒメハマキではないかなと思う。

似ている種に、クロサンカクモンヒメハマキという種も居て、実際に今回の場所の直ぐ近くで見かけた個体の投稿を既にしているが、どうもヘリオビヒメハマキとクロサンカクモンヒメハマキの間には、出現時期が違うという習性の違いがあるようで、10月の秋の今の時期に見れるのは、ヘリオビヒメハマキの方であるというのが通説なのである。

この2種は、幼虫の食草も似ていて、ブナ科の樹木の葉を食べるのである。取り敢えず、この蛾がいた辺りのすぐ側には、コナラやクヌギの沢山生える雑木林がある。

この蛾の生息分布の方は、本州以南……九州近海まで。海外の生息分布の方は、ちょっと掴めなかった。

とても、似た習性で凄く似た外見の別種たちが、どうして、同所に共存するようになったのか、遠い過去からの経緯が知りたくなるが、今の自分には仮説を立てれるだけの知識や情報がないのも認める。

コシロアシヒメハマキ 成虫 Hystrichoscelus spathanum (Walsingham, 1900)

一昨日の晩に、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長で8ミリぐらいであったであろうか。

種名は、コシロアシヒメハマキかと思うのだが……。

実際のところ、昨年の6月に近隣で見かけた個体を投稿済みの種であるが、その時の写真よりは遥かに良い写真が撮れたと思うのと、我家で写真が撮れたという観点から、再投稿してみようと思った。

幼虫の食草は、ブナ科のコナラやクヌギ等とのことである。

生息分布の方は、国内は、本州以南……九州を経て奄美大島辺りまで。海外は、台湾からの生息報告もあるようである。