オオナミモンマダラハマキ 成虫 Charitographa mikadonis (Stringer, 1930)

最近、近隣で、この蛾の写真を撮っていた。

大きさは、前翅長8ミリぐらいだった気がする。

今回、この蛾を初めて見たわけだが、第一印象は、ヒメハマキの仲間に見えるけど、横幅があり、大きく見えるなというものだった。

調べたところ、ハマキガ科マダラハマキガ亜科のオオナミモンマダラハマキと判明。

幼虫の食草は、モクレン科の植物の実とのことである。この蛾がいた辺りには、コブシが結構植ってはいるので、コブシの実の中で育ったのではと推測する。

この蛾の生息分布は、ネット上からは拾えなかった。情報の少ない蛾のような気はした。

マダラギンスジハマキ 成虫 Pseudargyrotoza conwagana aeratana (Kennel, 1910)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

大きさは、前翅長で8ミリぐらいだった。

調べたところ、種名は、マダラギンスジハマキと判明。

ちなみにハマキガの仲間には多いが、オスとメスで紋様が結構変わってくるのである。上の写真の個体は、メスらしい。

ネット検索では、この蛾の種名は分かったが、この蛾の投稿自体が殆ど見つけられなかった。よって、幼虫の食草にも行き着けなかった。

アトボシハマキ 成虫 雄 Choristoneura longicellana (Walsingham, 1900) 2

2年前の今時分にも投稿済みの種であるが、より特徴を捉えた大きめの写真が撮れたので、再投稿しようと思う。

大きさは、前翅長11ミリぐらい。ハマキガ亜科の蛾としては、大きめの部類に入ると思う。

さて、この蛾の特徴として挙げる点は、種名の由来になっていそうなアトボシと、上翅前縁側が少し捲れているところである。アトボシに関しては、おそらく上翅後縁基部に隆起のある粒みたいなものが見て取れると思うが、ここは、もう少し遠目で離れて見ると、黒い点の集まりのように見えるのである。

ただ以上の二つの特徴は、雄の特徴であり、雌はまた違った特徴を見出さなければ種の特定が出来ないのが、ハマキガによくあることである。

幼虫の食草は、紅葉樹多岐に渡る樹木の葉である。

この蛾の世界分布をGBIFのオープンソースで眺めると、ヨーロッパは、かなり北極圏に近い辺りから、また興味深いのは新北区である北米大陸からも大量の目撃報告が寄せられているのである。

この蛾の拡がり方と、かなり寒い地域にもいるという事実が、興味をそそる蛾である。