アカハバビロオオキノコ Neotriplax lewisii (Crotch, 1873) 2nd

最近、近隣で見かけて写真に撮っていた小さな甲虫である。

今回の投稿の主役は、赤茶色の方の甲虫である。ちなみに、黒光りしている方は、ルリオオキノコと言う。

さて、大きさは、体長7ミリぐらい。

種名は、直ぐに、アカハバビロオオキノコだと思った。3年前の5月5日にも、投稿している種である。まだまだ昆虫を観察し始めて間もない頃であるが、珍しく種の同定は当時も間違っていなかったのを確認して、安心した。

上の写真でも分かるように、カワラタケのような硬いキノコを食べる甲虫である。

生息分布の方は、国内は、本州から九州(対馬含む)まで。海外の生息分布の方は、ちょっと辿り着けなかった。

ヒメオビオオキノコ Episcapha fortunei fortunei (Crotch, 1873)

昨晩、我家の外灯下に来ていた甲虫の一つである。

大きさは、体長9ミリちょっと。

一瞬、ヨツボシモンシデムシ……それともケシキスイかと思いそうになったが、少し見ると、それらとは明らかに違う気がした。そして、調べたところ、オオキノコムシ科のヒメオビオオキノコと判明した次第である。

それにしても、昆虫の面白いところは、科を超えて、紋様が似ている種が存在するところである。この二列のオレンジのラインの特徴は、前出のシデムシ科モンシデムシ亜科のヨツボシモンシデムシ、ケシキスイ科のヨツボシケシキスイ等も、ちょっと似た雰囲気だし、まだ、他にも科を超えて、似た雰囲気の種もいるはずである。……どれかの重要種に擬態している気もするが、他の理由もあるかもしれなく、現段階では、この理由を私は知らない。

さて、この初めて出会ったキノコムシの生態を少し書くと、カワラタケのような硬いキノコを食べるようである。

生息分布の方は、国内は、本州以南……奄美大島辺りまで生息しているようである。海外の生息分布は、ちょっと分からなかった。

ルリオオキノコ(ムシ)Aulacochilus sibiricus (Reitter 1879)

最近、近隣で見かけて写真に撮っていた小さな甲虫である。

大きさは、体長9ミリぐらいだった。ルリハムシよりは微妙に大きく、ヨモギハムシよりは少し小さいといった大きさであった。

ただ、尾部の方に向かって細くなっており、胸部の方が大きく見える(上の写真では分かり難い)ところと、触角の先が膨らんでいるところが、ハムシではないなとは見抜けた。

そして、キノコに複数匹いた事を考えると、キノコに特化した甲虫にキノコムシというのがあったよなという記憶がよぎり始めた。

調べたところ、オオキノコムシ科オオキノコムシ亜科のルリオオキノコであろうとの結論に至った。

クジラタケによく群がっているとの事だが、上のキノコがなんというキノコなのか現段階では分からない。(ヒラフスベ《カワラタケ》かなとも思っている。)

ルリオオキノコの生息分布は、国内は、北海道から沖縄本島ぐらいまで生息しているようである。海外の生息分布は、ちょっと分からなかった。