クロヘリヒメテントウ Scymnus (Neopullus) hoffmanni (Weise, 1879)

ちょうど1週間前に我家の外灯下に来ていた極小の甲虫である。

大きさは、体長2ミリぐらいだったと思う。もちろん、肉眼だと黒い砂粒が動いているぐらいにしか見えないレベルである。

写真に撮って初めて、概要が掴めるわけだが、この写真の甲虫は、クロヘリヒメテントウかと思われる。

会合部の方が黒く、外縁の方は茶色なので、何処が黒縁(クロヘリ)なのか分からないが、産毛が生えているところや、極小のサイズや、この紋様を考慮すると、クロヘリヒメテントウなのかなと思う。

水辺付近のイネ科植物で見られるとのことだが、 我家から一番近い水田までは4-5百メートルはあると思う。しかし、この暑さ真っ盛りの今の時期、水田絡みの昆虫は、明らかに我家の外灯下に集まるようになって来ている。

最後に、生息分布は、国内は、北海道から九州を経て、沖縄本島含む南西諸島まで。海外の方は、日本と韓国に生息報告が集中している。

ヒメアカホシテントウ Chilocorus kuwanae Silvestri

最近、近隣で、この小さな甲虫の写真を撮っていた。

大きさは、体長3ミリちょっとぐらいだったと思う。

写真を撮ろうとすると、ちょこまかと逃げ回ったが、おそらく、テントウムシの仲間なんだろうなとの予感はしていた。

テントウムシの仲間を当たると、ヒメアカホシテントウという種なんじゃないかなと思うに至った。

このテントウムシは、カイガラムシを食べるテントウムシとの事である。この個体がいたのは、シュロの葉の上であった。

このテントウムシの生息分布は、GBIFのオープンデータで眺めたところ、日本では本州以南……海を隔てた韓国辺りがメインの生息場所のようである。興味深いのは、北米の西海岸(カリフォルニア州のロサンゼルスやオレゴン州のポートランドの辺り)にも生息報告がある事である。

近隣で時々見かけるとても小さなテントウムシである。

キイロテントウ

昨晩、我家の外灯下に来ていたテントウムシの仲間である。

大きさは、体長6ミリぐらいだったと思う。最初は、他のテントウムシが黄色地の無紋に個体変異した可能性も視野に入れたが、上の写真のテントウムシは、独立した種のようである。

名前は、キイロテントウ。幼虫も成虫も、うどん粉病などの菌類を食べるとのことである。

こうなって来ると、園芸好きの私からすると、益虫中の益虫にしか見えなくなってくる。

このキイロテントウを、どんどん庭で増殖してみたいなとの衝動に駆られるのだが、このキイロテントウが増え過ぎると、どんな生態系のバランスが崩れるのだろうか?

我家の庭だけでも良いので、どんどん増えて欲しいてんとう虫である。