フジアシブサホソガ? 成虫  Cuphodes wisteriella (Kuroko, 1982)

昨晩、我家の外灯下に来ていたとても小さな蛾である。

大きさは、全長5ミリぐらい。

種名は、フジアシブサホソガとカキアシブサホソガとで迷ったが、全体に色が薄いのは、フジアシブサホソガかと思い、フジアシブサホソガをタイトルには選んだ。

おそらく、写真の中でギザギザに見える部分は、中脚を前に突き出したものではないかと推測する。身体の左側後方に見える2本の脚の1本は、本来右側に来るものがズレているだけと思う。

幼虫の食草は、種名が表しているように、藤のようである。

生息分布の方は、国内は、本州、四国、九州。海外の生息分布は、知られていないようである。

ツツジハマキホソガ 成虫 Caloptilia azaleella (Brants, 1913)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長6ミリぐらいだった。独特の止まり方をするホソガの仲間としては、微妙に大きめな方だと感じはした。

種名は、ツツジハマキホソガだと思う。

幼虫は、ツツジの仲間の葉を綴り、葉を食べながら成長していくようである。

分布の方は、国内は、本州以南、九州近海まで。海外は、韓国を筆頭に、西ヨーロッパ、北米アメリカ東西沿岸部、オーストラリア東岸、ニュージーランド等で生息報告がある。この世界分布を眺めると、サツキやツツジやアザレアを園芸植物として愛でている人達が多く暮らす場所で見つかっているように眺めたくなる。

ちなみに、アザレア(西洋ツツジ)は、台湾のツツジを持ち帰ったベルギーの植物蒐集家が、ヨーロッパで固定したものらしいので、この蛾自体も、アジアから拡がっているのであろうか。

ホソガの一種 Gracillariidae亜科

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、体長で7ミリぐらいだったのではなかろうか。

前脚と中脚を伸ばして、壁と接地しないように独特な止まり方をするのは、ホソガの仲間であったと思い出して、ホソガ科を当たったが、種名が付いたホソガから該当種を見出せなかった。

ただ、意外とちゃんとした写真が撮れたと思ったので、投稿した次第である。