クロテンカバアツバ 成虫 Anachrostis nigripunctalis (Wileman, 1911)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長8ミリぐらいだった。

種名は、ヤガ科亜科未定(昔はシタバガ亜科)のクロテンカバアツバ。

過去の投稿を確認したら、2年前の9月頭に投稿済みの種であるが、今回の写真の方が断然しっかりしているので、再投稿である。

幼虫の食草は、バラ科のズミと紹介されているサイトが殆どだが、普通に考えてズミ以外はダメというのは考えにくい。ある程度、バラ科の植物なら大丈夫なんだと推測したい。

このクロテンカバアツバの生息分布は、北海道から九州まで。海外の生息分布は、一応、自分が調べれるレベルでは、日本国内だけであった。

キバガ科 Stegasta sp.(Stegasta属の一種)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長5ミリぐらいだったのではないだろうか。(正直なところ、ハッキリ思い出せない。)

種名を調べたのだが、キバガ科のStegasta (Meyrick, 1904)という属の亜科も和名も未定の蛾というところまでしか辿り着けなかった。

ただ、上の写真の種を含む3種が属するこのStegasta属の世界分布に関しては、興味深くて、北米大陸、オーストラリア大陸、アフリカ大陸にも生息していて、かなり内陸部にも濃く生息しているのである。逆に極東アジアが薄い種の気がする。

そもそもキバガ達って、どこが起源の蛾なのであろうか?

クシヒゲキヒロズコガ 成虫 Pelecystola strigosa (Moore, 1888)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

一目見て、初めて出会う蛾だと分かった。櫛髭状の触覚と、メリハリのある紋様に、暫し見入ってしまった。

大きさは、結構大きくて、全翅長14ミリぐらいあったと思う。この大きさは、メスらしく、オスは一回り小さいようである。

種名は、クシヒゲキヒロズコガ。

幼虫の食草は、分かっていないとのことである。

この蛾の生息分布は、国内は、北海道から九州辺りまで。海外は、 GBIFのデータマップだと、日本に目撃が多く報告されており、マレー半島のマレーシアの一部と、ヒマラヤ北東部の辺りにも、生息報告があった。興味深いのは、日本と同じ結果になることが多い韓国からの報告がないところである。