昨晩、我家の外灯下に来ていた甲虫のひとつである。
大きさは、体長1センチちょっとぐらいあったと思う。少し手こずったが、ナガヒラタムシという事が分かった。
ところで、このナガヒラタムシ………始原亜目(ナガヒラタムシ亜目)という珍しい亜目に属する4種のうちの一種である。
何が珍しいのかというと、始原亜目というだけあって、原始的な特徴を残しているらしく、甲虫類の始祖的位置付けにある甲虫らしい。2億年前の化石からも、このナガヒラタムシは、同じ姿で見つかるらしい。2億年前と言うと、恐竜が進化し始め、哺乳類の走りが出現し始めた頃である。
2億年前から殆ど姿を変えていない昆虫もいれば、ナガヒラタムシといった原型から少しづつ姿を変えて現在に至っている甲虫達もいる。
この進化の過程の背後を読み解く事は、今後、我々人類が、どのように進化していくかの予測に繋がる気がする。
昆虫はじめ身近な生き物達は、そのヒントを常に与えてくれている気がする。
追伸 我家のナガヒラタムシは、触角が少し短い気がした。