スジアオゴミムシ Haplochlaenius costiger (Chaudoir,1856)

本日、仕事から帰宅後に、日暮れまで、庭の草むしりをした。

すると、草むらから、このゴミムシが飛び出したのを見逃さなかった。

大きさは、体長22ミリぐらいある。近隣で出会うこの手のゴミムシにしては大きい。

そして、このゴミムシは、世間一般的には普通種であるが、個人的には出会いたかったゴミムシであった。

最初に種名を告げると、スジアオゴミムシ。見分けるポイントは、脚の関節が黒くなっているところは着目して良いと思う。

なんで出会いたかったかというと、このブログを始めた数年前に、我家の庭で夜に出会っているのである。夜に懐中電灯下だと、胸背部は赤銅色が強くなり、恥ずかしながら、当時は、セアカヒラタゴミムシと思っていた。(今では、セアカヒラタゴミムシの胸背部は、光沢を持つはずがないことは学んでいる。)

そして、あのゴミムシが何であったのかを確認するためにも、再び我家の庭で出会いたかったのである。

そして、本日、再会できた。

スジアオゴミムシ………これからも、このゴミムシは、間違わないと思う。

追伸 今晩は、ゴミムシに関しては、もう一つ嬉しい出来事が………先ほど、庭のコンクリートの部分に、やつれたゴミムシらしき昆虫を発見。軽い気持ちでつまみ上げようとすると、高温のガスを爆発音と共に噴出する。高温ガスの温度は、ミイデラゴミムシより上と感じた。(笑)

目下、バケツに捕獲中なので、明るくなったら、写真に撮ろうと思っている。

アトモンサビカミキリ Pterolophia granulata

最近、近隣で見かけ、写真に撮っていた。

大きさは、触角を入れない体長で8ミリぐらい。

草の茎にしがみ付いているのが見え隠れしていて、同所でよく見かけるオジロアシナガゾウムシなのか、なんなのか一応確認してみようと手のひらで掬ってみた。

すると、ゾウムシの仲間ではなく、カミキリムシの仲間である事が分かった。随分と寸胴な体型の小さなカミキリだなとの印象を持ったが、調べてみると、アトモンサビカミキリと判明。

あとは、似たようなサビカミキリの仲間には結構出会って来ているので、既に投稿済みかどうか確認したところ、未投稿であることも分かった。

幼虫は、各種広葉樹の枯枝等の内部を食すとの事である。

身体は、かなりデコボコしている。

ヤツボシハムシ Gonioctena (Sinomela) nigroplagiata Baly, 1862

数日前に見かけて写真に撮っていたハムシの名前が分かったので、投稿してみる。

大きさは、体長5ミリぐらい。

エノキに集まるヤツボシハムシだと思う。

ヤツボシハムシの紋様に関しては、ヤツボシ(八つ星)と種名に入るぐらいなので、基本形として、八つの黒点がバランス良く配置されている個体群もあるが、無紋だったり、逆に全身真っ黒だったりと、同所的に多様な紋様の個体群が入り混じっていることでも知られるハムシである。そう考えると、上の写真の個体は、ヤツボシに近い方なのかもしれない。所々くっ付いてしまっているが、ヤツボシ(八星)の基本形を連想させる黒点の配置ではある。

身近に、似たように紋様の変異の多い種として、私が思い付くのは、ナミテントウヒメカメノコテントウかなと思う。

変異が生まれ易い種と、生まれ難い種………この違いは、どこから来るのであろう?