イモサルハムシ

最近、近隣でこの甲虫を見かけて写真に撮っていた。

ハムシの一種とは分かるのだが、いつものハムシ達と違うのは、大きさが大きい。被写体が、大きいから、写真も鮮明に写せた感じである。

大きさは、6〜7ミリぐらいあったのではと思う。とにかく、俵型で細長い感じではなく、短くズングリした印象の強いハムシであった。そして、多くのハムシに共通する金属光沢が鮮やかで綺麗である。

付いていた植物はヨモギである。

調べ始めたら、アオバネサルハムシという種が浮上したが、平均サイズの4ミリぐらいというのが解せない。そんなに小さくなかった。ただ、ヨモギにいるという特徴は合っている。

他に、候補は居ないかと探していると、イモサルハムシという種も浮上した。そして、このイモサルハムシは、サツマイモやヒルガオに着くといった習性が書かれていたが、実際のところ、ヨモギにいるところをよく目撃するとの報告が複数あった。そして、平均サイズは、6ミリなのである。

こうなってくると、イモサルハムシだろうとの結論に至った。そして、イモサルハムシとアオバネサルハムシを、外見的に比べていると、違いが見えてきた。イモサルハムシの脚の腿節は、凄く短いのである。一方、アオバネサルハムシの腿節は、普通の長さで、オマケに少し膨らんでいるのである。

イモサルハムシ……ハムシにしては、大きくって特徴を掴みやすい種であった。

ナガヒラタムシ

昨晩、我家の外灯下に来ていた甲虫のひとつである。

大きさは、体長1センチちょっとぐらいあったと思う。少し手こずったが、ナガヒラタムシという事が分かった。

ところで、このナガヒラタムシ………始原亜目(ナガヒラタムシ亜目)という珍しい亜目に属する4種のうちの一種である。

何が珍しいのかというと、始原亜目というだけあって、原始的な特徴を残しているらしく、甲虫類の始祖的位置付けにある甲虫らしい。2億年前の化石からも、このナガヒラタムシは、同じ姿で見つかるらしい。2億年前と言うと、恐竜が進化し始め、哺乳類の走りが出現し始めた頃である。

2億年前から殆ど姿を変えていない昆虫もいれば、ナガヒラタムシといった原型から少しづつ姿を変えて現在に至っている甲虫達もいる。

この進化の過程の背後を読み解く事は、今後、我々人類が、どのように進化していくかの予測に繋がる気がする。

昆虫はじめ身近な生き物達は、そのヒントを常に与えてくれている気がする。

追伸 我家のナガヒラタムシは、触角が少し短い気がした。

ナガゴマフカミキリ 

最近、近隣で見かけて、写真に撮っていたカミキリムシである。

初めて見るカミキリの気がした。

大きさは、体長18ミリぐらいだった。真上から見た時に、牙というか顔が見えないのは、フトカミキリ亜科の特徴である事を知っていたので、フトカミキリ亜科を当たると、直ぐに、ナガゴマフカミキリという種がヒットしてきた。

イチジクやフジやサクラや柑橘類等、様々な木の枯れ木などに集まるとの事である。

このカミキリを見た場所は、確かに、様々な木が覆い茂っている場所だったが、取り敢えず、上記の樹木で当てはまるのは、フジかなぁー。