ヨツボシミズギワゴミムシ

少し前の写真(本年5月23日)になるが、種名が判明したので、投稿する事にする。

撮影場所は、我家の外灯下。

写真のピントが合っていない事から、被写体がとても小さかった事に結び付くが、おそらく体長7ミリ弱ぐらいだったのかなと思う。

種名は、ヨツボシミズギワゴミムシなのかな。名前に、ミズギワ(水際)とあるが、河原等の水際ではない場所にも居るとの記事も目にした。我家などが、その水際ではない環境下である。

投稿が遅れた理由のひとつに、本年の春先に、似たような大きさで四つの紋があるジュウジアトキリゴミムシという種を我家の外灯下で見かけて投稿していたが、そちらと同種と思い、スルーしてしまっていた事がある。

ただ、今ジュウジアトキリゴミムシの写真を見ると、全然違う雰囲気である事が分かる。

カメノコハムシ

最近、近隣で、このカメノコハムシの仲間を見つけ写真に撮っていた。

カメノコハムシの仲間は、これまでも数種類と出会ってきているが、どうも過去に出会った種とは違うと思った。

体長で8ミリぐらい。調べたところ、シロザ、アカザに寄生するカメノコハムシという名のカメノコハムシと分かる。

確かに、このカメノコハムシが居たのもアカザだったし、この場所(今年は耕作していない畑)には、アカザがメインで生えていた。

ここまで、アカザが優占種になっている畑も珍しいなと第一印象を抱いた畑であった。

テツイロヒメカミキリ

昨晩、我家の外灯下に来ていた昆虫の一つである。

この時点で、昆虫という語句を使い、カミキリムシと限定的な語句を使わなかったのは、一瞬、カミキリなのかジョウカイボンの仲間なのか分からなかったという情景を伝えたい所もある。

実際のところは、薄々カミキリの仲間だとは、勘づいていたのだが……

大きさは、体長13ミリぐらいだった。自分が、本種の特徴と捉えたのは、各脚腿節の膨らみと触角第一節の膨らみと上翅が毛深いところである。そして、勿論上翅の色合いと胸部・頭部の色合いの違いである。

このような点から、カミキリの仲間をあたると、テツイロヒメカミキリという種が有力だなとの結論に達した。

さて、本種テツイロヒメカミキリは、少し興味深いバックグランドを持ったカミキリムシで、元々は日本古来から棲息はしておらず、ある時点から京浜や阪神や北九州の都市部で見かけれるようになったとの事である。同じ形態のカミキリは、中国南部に生息しており、この事実から、輸入木材に紛れて日本に持ち込まれた移入種と考えられている。

私が住む茨城県南部でも、10年ぐらい前に初確認されており、その後少しづつ生息域を拡大しているものと思われるが、昨晩、我家の外灯下でも、その姿を自分の目で確認出来たことになる。

生息域に関するとても良い実証データが取れたと思う。