スジモンコヤガ 成虫 Microxyla confusa (Wileman, 1911)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長10ミリちょっとぐらいだったと思う。

種名は、スジコヤガ亜科に属するスジモンコヤガ。旧名は、スジモンアツバで、ヤガ科のクチバ亜科に属していたらしい。

幼虫の食草は、マメ科のクズ、ヤブマメ等ということである。近隣には、どちらも沢山生えてている。

生息分布の方は、国内は、本州以南……九州を経て屋久島まで。海外の生息分布は、韓国と台湾から濃く生息報告が上がっているようである。

ヒメハナマガリアツバ 成虫 雄? Hadennia nakatanii Owada, 1979

数日前に我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長12ミリぐらいであったであろうか。

種名は、ヒメハナマガリアツバだと思う。

3年前の10月11日にも投稿しているが、3年前よりは、スマホのカメラの性能が上がったのか、当時よりは良い写真が撮れたと思うので、再投稿してみた。

紛らわしい種に、ハナマガリアツバという種がいるらしいが、ハナマガリアツバの写真を見ると、本種ヒメハナマガリアツバよりも下唇髭が長く後方へと反り返っている気がする。ただ、この下唇髭の特徴は、似たような下唇髭の特徴を持ち、我家の外灯下でも定番のハナオイアツバのルールに倣うと、雄だけの特徴と思われる。雌は、もっと細い下唇髭をしていると思われ、上の写真の個体のような太めの下唇髭を持っているのは、雄だと推測する。

また、ハナマガリアツバの方の雄には、触角の中間に瘤状の結節があるようである。

一応、ヒメハナマガリアツバの幼虫の食草は、突き止められていないようである。

最後に、ヒメハナマガリアツバの生息分布は、国内は、本州の関東以西、四国、九州……屋久島辺りまで。一方、ハナマガリアツバは、北方系の種らしく、東北や北海道にも生息しているらしい。

ツチイロキバガ? 成虫 

Empalactis neotaphronoma (Ponomarenko, 1993)

最近、我家の外灯下で見かける小さめの蛾である。

大きさは、前翅長8ミリぐらいであろう。

種名は、キバガ科フサキバガ亜科のツチイロキバガではなかろうかと思う。ネット上の情報では、ホソバワモンキバガという種も浮上したが、ホソバワモンキバガの情報は多くなく、情報の多いツチイロキバガにしておいた方が無難であるかと思った次第である。

幼虫は、マメ科のハギ類との情報もあったが、ハギの類なら近隣の自然下に結構生えている。

生息分布の方は、国内は、北海道から九州までいるようである。海外の分布は、韓国と台湾からの生息報告は上がっている。