スジシャコグモ Tibellus oblongus (Franganillo, 1926)

我家の外灯下に来るクモである。

大きさは、脚を含めない体長で10ミリぐらいである。

種名は、エビグモ科に属するスジシャコグモと分かった。昨年の5月にも同じようなクモの投稿をしていることに気が付き、確認した。その時は、シャコグモとして投稿しているが、そちらも今見返せば、スジシャコグモだと分かる。

さて、このスジシャコグモの生息分布は、北海道、本州の東日本側……そして、四国と九州は、高地に生息している。一方、シャコグモの方は、反対に暖かい地域に生息しているクモである。

地球温暖化傾向の中、ゆくゆくは、平地の我が家の周りから姿を消してゆくクモかもしれない。

ズグロオニグモ 雌 Yaginumia sia (Strand 1906)

我家の外灯近くに円網を張っている蜘蛛である。

別の外灯の近くに網を張っていた別個体の写真を以下に。

大きさは、体長10ミリ-12ミリといったところであろう。

種名は、ヅグロオニグモ。ヅグロオニグモのヅグロは、頭黒であると思われる。

このオニグモは、外灯からそう遠くないところに網を張っているが、明らかに、外灯に集まる虫が引っ掛かることを狙っていると思う。そうすると、電気を使う人間と共生している事になる。人間と共に繁栄している蜘蛛なのかなと思いたくなる。

さて、このズグロオニグモの生息分布は、国内は、北海道から九州まで。海外の生息分布は、朝鮮半島と中国の東部に生息しているようである。

ヒモワタカイガラムシ 雌 Takahasia japonica (Cockerell 1896)

この物体は、我家の庭でよく見かける。もみじの木に時々付いている。

大きさは、輪っかの直径で15ミリぐらいではないだろうか。

全然動きが感じられないし、これを初めて見て、昆虫と思える人は、なかなかいないのではないだろうか。かくなる私も、暫く何であろうと、分からないでいた。

しかし、実際は、カタカイガラムシ科のヒモワタカイガラムシという昆虫である。

茶色い部分が体の前半部で、内側に6本の脚と触角もあるらしい。白い部分は、腹部というのか、卵が沢山詰まっているらしい。ゆえに、雌ということになる。

孵化は、5月ごろで、幼虫は葉裏等で成長し、秋に成虫になり越冬するとの事である。

生息分布の方は、国内は、本州、四国、九州。海外は、朝鮮半島や中国東部にはいるようである。