ウスチャジョウカイ? Lycocerus insulsus insulsus (Harold,1878)

最近、我家の外灯下で見かけるようになったジョウカイボンの一種である。

大きさは、体長12ミリぐらい。

ウスチャジョウカイと同定したいのだが、なんか怪しい予感がする。

もう一枚、別の角度からの写真を。

うーん。

ウスチャジョウカイとは断定出来ないが、一応、ウスチャジョウカイの生息分布を以下に書いておく。

国内は、本州の東日本地域。フォッサマグナの中央地溝帯を境にしていると言われている。ここから考えると、この地溝帯に海水が入る2000万年前には、ウスチャジョウカイは生息していてその後、特徴の変異が固定されたとと考えたいが、真のところは、分からない。

ただ、一つ言えるのは、昆虫の歴史の古さである。

ニセナラクロオビキバガ 成虫 Teleiodes pekunensis (Park, 1993)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長7ミリぐらいだったと思う。

サイズと頭部の先の下唇髭の雰囲気からキバガの一種であろうと予想は付いたが、調べたところ、ニセナラクロオビキバガであろうとの結論に至った。

そっくりな種にナラクロオビキバガという種も居るようだが、上の写真の個体は、ニセナラクロオビキバガとした。理由はと言うと、サイズと紋様の雰囲気から判断したが、2種は結構ソックリだと感じた。

幼虫の食草は、種名からも類推出来るが、ブナ科の樹木の葉である。

生息分布は、国内は、本州。海外は、韓国にはいるようである。そっくりなナラクロオビキバガNuntia incognitella (Caradja, 1920)は、国内は、北海道から九州と対馬まで。海外は、朝鮮半島とロシア沿海州に生息している紋様。

モッコクヒメハマキ 成虫 Eucoenogenes ancyrota (Meyrick, 1907)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、体長10ミリぐらいだったと思う。

種名は、モッコクヒメハマキ。

幼虫の食草は、ツバキ科モッコクとのことである。確かに、我家の庭に、モッコクらしき樹木が生えている気がする。

生息分布の方は、国内は、本州以南……九州近海をへて、沖縄本島を含む南西諸島まで。海外の方は、韓国、台湾、中国東岸、東南アジアにも生息している模様。