シバスズ? 長翅型 Polionemobius mikado (Shiraki, 1913)

昨晩、我家の外灯下に来ていたバッタの仲間である。

初めて見かけるわけではなく、これまでも見かけてはいた。そして、今回は、本腰を入れて種名を調べてみた。

大きさは、多分、長い翅先まで入れると、12ミリぐらいだったであろうか。

昔から、この昆虫は時々敷地内で見かけていたが、長い尻尾のようなものが翅なのか産卵管なのかも、よく見たことはなかった。

ただ、今回よく見ると、産卵管ではなく翅なのが確認出来る。こうして、翅が長くこんな形状の昆虫をバッタ目から探すと、ヒバリモドキ科という科に似たようなバッタの仲間達がいる事を知った。

そして、上の写真に一番近いのは、シバスズではないかとの結論に至った。

暖地では、越冬した卵が初夏にかえり1回目の誕生……その個体群の子供たちが秋に誕生の年2化。寒地では、年1化。

ちなみに、シバスズと検索すると、翅が凄く短い個体達の画像が多く紹介されているが、これは、シバスズ以外にもヒバリモドキ科のバッタ達は、長翅型と短翅型が存在するが為である。

このシバスズの生息分布は、国内は、北海道から九州近海まで。海外の方は、ちょっと情報を見つけることが出来なかった。

ヒメフサキバガ? 成虫 Dichomeris ferruginosa (Meyrick, 1913)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

初めて見るわけでもないような気がするが、投稿に値すると思える写真が撮れたのは、昨晩が初めてである。

大きさは、この手のキバガにしては大きい方で、前翅長で7ミリぐらいあったと思う。(7ミリで大きい方なのと思われそうだが……。)

種名は、ヒメフサキバガと思いたいのだが……コフサキバガという種もいるようで、殆ど同じ外見で、サイズだけがコフサキバガの方が2ミリぐらい小さいらしいと学んでいる。

そして、何よりも、ヒメフサキバガの情報など、ネット上には2ページ分しか出てこない。

当然、詳しいことは分からない。

という事で、このタイプのフサキバガの仲間は、我家の外灯下にもよく現れる方だと思うので、じっくりと観察の継続あるのみ……だと考えている。

チャイロヒゲブトコメツキ Trixagus turgidus (Hisamatsu,1985,)

昨晩、我家の外灯下に来ていた虫の一つである。

大きさは、体長2ミリぐらい。もちろん、肉眼では背中が丸い粒が動いているぐらいにしか認識出来ない。

撮った写真を見て、初めて何科の昆虫か目星が付いたが、今回は、どうもコメツキムシのように見える。ただ、こんなに極小のコメツキムシはいるのであろうか?

調べたところ、極小のコメツキに、チャイロヒゲブトコメツキという種がいる事を知った。そのチャイロヒゲブトコメツキの特徴として、触角の先の方から3節が太いというのがあるが、上の写真で確認すると、まさにその特徴を捉えている。

さて、このチャイロヒゲブトコメツキの情報はネット上には、思いの外少なく、生息分布等の信頼筋の情報を見つけることが出来なかった。