モンシロルリノメイガ 成虫 タイトル改め……モンキクロノメイガ

先ほど、家の外灯に集まる蛾の写真を撮ろうと赴くと、以下の写真の蛾が目に入った。

開張サイズで、25ミリを少し超えるぐらいだったと思う。最近、似たような蛾で、モンキクロノメイガという蛾に近所で出会っていたが、一瞬、その時と同じモンキクロノメイガではないのかなとも思った。

しかし、今回の蛾は、明らかに紋のところが白く、光の当たり方によっては、所々が瑠璃色に反射しているのである。

この事から、これがモンシロルリノメイガなのかと合点がいった次第である。

そして、個体差は考慮に入れないとすると、こないだのクロモンキノメイガより、このモンシロルリノメイガの方が、少し大きいような印象を受けた。

幼虫の食草は、ウツギとの事だが、我家の庭にウツギの類があったかなぁと考える。

このモンシロルリノメイガ……何処から来たんだろうとの疑問が残る。

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2022年8月6日追記

この投稿の蛾は、モンキクロノメイガだと思うに至った。

モンシロルリノメイガの種名から産まれそうなモンシロ(紋白)やルリ(瑠璃)の先入観に囚われない方が良い蛾なんじゃないかなと感じる。

アトヘリホシアツバ 成虫

近隣の雑木林で見つけていた蛾である。

大きさは、前翅長で17ミリぐらいだったと思う。凄い小さくはないが、小さい蛾の方だと感じた。

当初より、中央の黒い点を手掛かりに種名に辿り着けそうな気がしていたが、似ているのは、ナミテンアツバであった。それも、雄の方である。

ナミテンアツバの雌の方は、所謂ナミテンアツバの名前の波を表している部分が翅を横に横断している特徴を持っているらしい。一方で、雄の方も、細いラインが、翅を横に横断している個体を色々な方の写真で見たが、私の撮った写真の個体には、そのようなラインは見て取れない。この辺が、タイトルに疑問符を付けた理由でもある。

幼虫の食草は、ヌスビトハギとの事である。

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2021年6月7日追記

先ほど、上の写真の個体がアトヘリホシアツバだと確信した次第である。

タイトルの方は直ぐに直したのだが、原文の方は、そのままにしておこうと思う。

なお、アトヘリホシアツバの投稿も、本年になってしているので、アトヘリホシアツバの生態は、そちらの投稿で確認して頂きたい。

アカスジシロコケガ 幼虫 成虫

数日前に、家から200メートルぐらいの場所で目に止まった。

ちょうど今時分、辺りの至る所で見れるクワゴマダラヒトリの幼虫に似てるけど、何か違うと思い写真に撮っていたのだが、種名が分かった。

背中のラインが二筋なのと、そのラインが黄色味を帯びているので見抜けた。

名前は、アカスジシロコケガと言い、クワゴマダラヒトリと同じヒトリガ科の蛾の幼虫である。因みに、その下の下位分類は、クワゴマダラヒトリは、ヒトリガ亜科、このアカスジシロコケガは、コケガ亜科に属する。

蛾の名前は、幼虫時の色彩とか関係無しに成虫の姿の連想で名付けられていることが殆どだと思うが、成虫は、白ベースに赤というかオレンジというかのラインが絶妙に絡み、シンプルに気持ちいい美しさを持っていると感じた。

コケガと名に付いているだけあって、幼虫の食草は苔である。

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2021年8月9日追記

昨晩、我家の外灯下に、アカスジシロコケガの成虫が2匹来ていた。

出会えたかった蛾に、やっと出会えた。年2回目の個体群なのか、体長で18ミリぐらいで、心持ち小さめであった。

ちなみに、アカスジシロコケガの伊豆諸島亜種というのが居るらしく、赤筋のない真っ白の個体群らしい。

伊豆諸島(小笠原諸島は違う)には、本土と同じような生態系があり、過去に本土と陸続きの時代があった事を連想させる。おそらく温暖化が始まり、海水面が上昇し始める2万年前には、この蛾が殆ど同じ姿で居たことを意味している。そして、どうして、伊豆諸島に孤立した個体群からは、アカスジが消えたのか、背景が知りたくなってしまった。

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2021年8月10日追記

先ほど、我家の外灯下にまた来ていたが、今回の個体は黒点が一つであった。

調べたところ、黒点が一つがメスであり、二つがオスとのことである。

紋様も、オスとメスで違うようである。