シモフリスズメ 成虫 Psilogramma incretum (Walker, 1865)

最近、近隣で、この蛾を見かけて写真に撮っていた。

同じ個体の写真をもう一枚。

大きさは、前翅長5 センチ以上。かなり大きな蛾である。

種名は、シモフリスズメ。

学名で、この蛾の世界分布を調べようとすると、Psilogramma increta Walker, 1864と変換されて、かなり類似する蛾の分布が出てくる。そのマップを眺める限り、インド南部に始まって、東南アジア(とりわけタイやミャンマーのあるインドシナ半島)、北上して中国東部、台湾、朝鮮半島、日本とアジア南東部広範囲に分布の拡がりを見せる蛾だと分かった。

シモフリスズメの幼虫の食草の方は、モクセイ科に始まり、他にも草本樹木問わず、色々な葉を食べれるようである。

ナワキリガ 成虫 Conistra nawae Matsumura, 1926

最近、近隣でこの蛾を見かけて写真に撮っていた。

大きさは、前翅長20ミリぐらいだった。

種名は、ナワキリガだと思う。ナワキリガの幼虫の食草として挙げられているブナ科の常緑のアラカシをシラカシに置き換えるなら、まさにシラカシの森みたいな場所で見つけた。

しかし、時期が合わないのである。この蛾は、成虫越冬するような蛾であり、秋の暮れに現れ、成虫で越冬して、翌年の4月ぐらいまで見られる蛾である。

今は6月も後半。

その時、繋がった!「あなたが、手に乗せている蛾は生体ですか?」と自問自答してる自分がいた。そうだ、この蛾は、自動ドアの溝の一番端に落ちていた死んでいた個体であった。

要は、この写真の個体は、数ヶ月前にお亡くなりになった個体かと思われ、これならシーズンのズレも頷ける。

常緑のブナ科カシ類を食する蛾(もちろん、ブナ科落葉樹もいけるはず)なので、生息分布も暖かい西日本と考えられる。ゆえに、関東以西……南西諸島まで。海外の分布は、ちょっと分からず。

キスジコヤガ 成虫 Enispa lutefascialis (Leech, 1889)

先ほど、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長9ミリぐらいだったであろうか。

種名は、ヤガ科ベニコヤガ亜科のキスジコヤガ。

幼虫の食草は、地衣類であり、幼虫自体も、地衣類を纏いながら生活をするようである。

ここでピンときたのだが、家の壁に、地衣類を纏った緑色の蓑虫がぶら下がっていたのを思い出した。もしかすると、この蛾の蛹だった可能性があるなと思い始めている。