フタスジナメクジ 幼体 Meghimatium bilineatum

最近、我家の庭で、フタスジナメクジの幼体を見かけて写真に撮っていた。

ちなみに我家の庭のナメクジ類の優先種は、所謂、在来のナメクジのフタスジナメクジである。チャコウラナメクジも、いるはいるが、昨年2021年の我家でのナメクジ達との遭遇を思い出すと、圧倒的に、フタスジナメクジが多い。割合的には、フタスジナメクジ20匹に対して、チャコウラナメクジ1匹ぐらいの割合であるかもしれない。

さて、今回、フタスジナメクジの幼体の記事を投稿をした理由は、春先から晩秋まで、大きく育ったフタスジナメクジ達に出会う事はあっても、子供…幼体のフタスジナメクジに出会った記憶がなかったのである。一体、どこで、ある程度の大きさになるまで育って来ているんだろうと疑問を持っていた。

そんな矢先に、数日前に夜の庭で、ジョウロの側面を這うフタスジナメクジの幼体を目撃した。サイズは、1センチ。写真から分かるように、伸びて1センチなので、縮まると、かなり小さく感じるサイズのはずである。

今の時点でのサイズから逆算すると、誕生は、本年の1,5ー2ヶ月ぐらい前と推測したい。今年はまだ見てないが、同時期に、大きな成長したフタスジナメクジも目撃出来るので、越冬している個体もいると捉えたい。

フタスジナメクジの成体、幼体と来れば、次は卵である。ちなみに、近隣の大きなヤマナメクジの類の卵は、森林で出会うものも、開けた場所で出会うものも、小さな卵が固まった卵塊の形状で産み落とされるのを知っている。一方、チャコウラナメクジの卵は、パラパラと個別に産み落とされてる現場を見る。

一般的なサイズのフタスジナメクジの卵は、卵塊型なのか、パラパラ個別型なのか、自分の目で確かめてみたい。

マダラコウラナメクジ 子供

最近、長さ30メートルぐらいのトンネルの中で、彼らを見つけてしまった。

暗いながらも、このナメクジっぽい生物は、マダラコウラナメクジの幼体であろうとの見当は付いた。撮った写真を、その場で見返して確信した……やっぱりなと。

大きさは、4センチぐらい。長く伸びて這い回っている時の長さなので、丸まっている時は、2センチぐらいと結構小さいはずである。

こちらは、マダラコウラナメクジの幼体で良いと思う。

そして、その付近を眺めていると、直ぐ近くに、色の薄い一般的なナメクジに見える個体が居たので、写真に撮ってみる事にした。

その時撮った写真が以下である。

そして、流れ的に考えると、この直前の個体も、マダラコウラナメクジの幼体と思いたいのだが、随分色合いが薄めで、紋様もボヤけた個体も居るんだなとの知識を得る事になった。

モノアラガイ

最近、たまに遊びに出かける北の方角に隣の隣に位置する自治体内の小川に居るのは知っている。近隣近所では、見かけない(反陸棲?)の小さな巻貝である。

また、この貝の特徴として、殻が薄く内部の軟体部の紋様が透けて見えているという特徴も、個体差が殆どない特徴の一つの気がする。

大きさは、殻高で2センチあるかなぁといった感じである。近所でよく見るサカマキガイは、もう少し小さいので、これが、最近見かけなくなってきている(環境省準絶滅危惧種の)モノアラガイかと予想はしていたが、実際にそうであった。

さて、このモノアラガイを観察していると、ずーっと水中生活をしている貝というわけではなく、近くの抽水植物の茎なんかに登っている光景を、現場では目にしている。ただ、ジャンボタニシはともかく、在来のタニシの類が抽水植物の茎を高く登っている光景は見た記憶がない。ちなみに、在来のタニシは、コンクリートの壁は、登っている光景には出くわす。

さて、このモノアラガイが減ってしまった原因は、やっぱり農薬等で汚染された水や汚れすぎた水が原因なのであろうか。近所で見かけた事が無いが、近所でほぼ絶滅が確認出来たら、近所に再リリースするのもありかと思う。理由は、水質を知る環境指標的生物として使えると思ったからである。

ちなみに、このモノアラガイが居た小川には、少し陸の方(ところどころ被りながら)には、オカモノアラガイも生息していた。私の勘では、オカモノアラガイ(この投稿の主役はモノアラガイだが)は、暑さが苦手で、北へ北へ移動しているカタツムリの気がするが、我家から少しだけ北の地域には、まだ生息していることも知れた。

さて、このモノアラガイは、環境省のレッドデータで準絶滅危惧種、茨城県独自のレッドデータで、ワンランク上の絶滅危惧Ⅱ類に指定されている淡水小型巻貝である。