ホシヒメヨコバイ Limassolla multipunctata (Matsumura, 1920)

先ほど、我家の外灯下に来ていたヨコバイの一つである。

大きさは、体長3ミリぐらいであった。

見たことのないヨコバイの気がして、調べたところ、ホシヒメヨコバイという種と判明。

随分と寒い時期に活動しているヨコバイと思ったが、成虫越冬するようである。勿論、目立たないだけで、成虫で越冬している昆虫は沢山いるとは思われるが。

生息分布の方は、国内は、本州以南………九州近海を経て、沖縄本島にはいるようである。海外の生息分布の方は、ちょっと分からなかった。

ネット上で、このホシヒメヨコバイを紹介しているサイトの大抵が、今の時期の晩秋の投稿なので、この時期に人目に付きやすいヒメヨコバイなのは間違いなさそうである。

クロミャクイチモンジヨコバイ? Exitianus indicus (Distant, 1908)

昨晩、我家の外灯下で写真に撮っていたヨコバイの一種である。

大きさは、体長4ミリぐらいであったであろうか。

種名は、クロミャクイチモンジヨコバイかなと思うのだが、どうなのであろう?

以下は、上の写真の個体がクロミャクイチモンジヨコバイとしての情報だが、生息分布の方は、国内は、本州以南……九州近海を経て、沖縄本島含む南西諸島まで。また伊豆諸島の先の小笠原諸島にも生息しているようである。また、南北の大東島といった少し孤島的な島嶼にも生息しているようである。海外の方は、この傾向を引き継いでいるのか、北マリアナ諸島のグアム島で確認されており、他には、アフガニスタンやタジキスタン辺りでも、濃く確認されているようである。

海浜性の傾向があるとの紹介も読んだので、アフガニスタンやタジキスタンといった地域は、どう説明すれば良いのであろうと好奇心が湧く。

ヨコバイの多くがそうであるように、イネ科植物に付くヨコバイである。

テングスケバ Dictyophara patruelis (Stål, 1859)

数日前に、近隣で見かけていたテングスケバの仲間である。というか、正真正銘のテングスケバである。

大きさは、翅端までの全長で、12ミリぐらい。

所謂、イネ科の植物を吸汁するということで、稲の害虫の一つとして扱われている昆虫である。

ちなみに、生息分布の方は、本州以南……九州まで。海外は、韓国にもいるようである。

ところで、このテングスケバの投稿をするに当たって、過去の自分の投稿を確認していたところ、つい最近、投稿済みであることを知った。そして、ここからが、重要なのだが、その時の投稿の写真と、今回の個体の写真を見てピンと来てしまった。同一種に見えないと……。

どこが違うかというと、上の写真の個体の方が鼻先が長く、複眼も小さい。もちろん、翅の色も少し違う。

そして、そちらは別種の可能性を視野に調べたところ、少しレア種のミツハシテングスケバと分かった次第である。

似たような種を何種も見つけ始めると、過去の種の同定の間違いに気がつく事が時々ある。今回が、それである。