最近、庭いじりの際に、この小型のカミキリ虫が飛翔していることには気が付いていたけど、今回は、余裕を持って、ちゃんと写真に収めてみることにした。
スマホで、調べてみたところ、直ぐにラミーカミキリという名前が判明。ただ、興味深いのは、このカミキリムシは、古来より日本に生息していたわけではなく、幕末から明治初期に、繊維を取るための南蛮からむし(ラミー)という草の輸入と共に、草の幹に入っていた幼虫が成虫になり、西日本を中心に広がっていった環境省曰く、侵入外来生物らしい。(ただ、私の目には、そんなに悪いことはしてないように見えるので、ちゃんとした調査研究無く、イメージで悪者扱いはして欲しくない気もする。)
我が家には、このカミキリの幼虫が好みそうな麻の類の草は生えていない気がする。家の周りにも、見落としがあるかもしれないが、思い当たる草は無い気がする。アオイ科のムクゲの幹も好むらしいから、この辺りなのかな?
このカミキリ虫の本来の生息地は、インドシナ半島や中国南方や台湾らしい。ゆえに、南北に長い日本でも、これまで温暖な西日本を中心によく知られたカミキリ虫だったようだが、最近の温暖化で、このカミキリ虫の北限が上がりつつあるのではと思うのは自然の成り行き。
少なくとも、2019年初夏の茨城県南部に位置する我家の庭では、元気に生息している。