マメドクガ

先週末の日曜日の日暮れまじかに、子供達と近所の小川や田んぼの畦道を散歩。目的は、アマガエルのオタマジャクシを捕まえる事。

その時に、小川の中から生えている草に付いていたのが、この毛虫。

最初は、セスジヒトリの幼虫と思い、ちょうど写真に収めたかったので、捕まえてみたものの、どうも印象が違う。取り敢えず、写真に収め、家で調べたところ、マメドクガという名前である事が判明。マメドクガという名の通り、マメ科の植物が一応、好きみたい。

小川の中に生えてる草から、ちょうど持ち合わせていた網で掬ったため、頭部から出てる長い毛が片方取れてしまった可能性がある。マメドクガの幼虫さん、スミマセン。

また、毛虫には珍しく眼球が目立つと思い撮った写真が、上の一枚。頭部にポツンと付いている黒い粒は、眼球で合ってるのかな?

因みに、この日の目的であったアマガエルのオタマジャクシの捕獲は、子供達との連携で大成功。数分で、50匹ぐらいを捕まえた時点で、帰路に着いた。

長男曰く、小さな水草が全然浮いていない綺麗に見える田んぼよりも、小さな水草が沢山浮いている田んぼの、風や水流の影響で水草が集まってる場所の下に、オタマジャクシが固まっているとの分析だった。

私も、同じ様に思った。以上。

カシワマイマイ

昨晩、ゴミ捨てついでに、持ち歩いていた懐中電灯で、我家の庭木の一つを照らしたところ、あまりの勢いでムシャムシャ葉や花穂を喰いまくってる生物を発見。

見上げながら、直ぐに、夜空に浮かぶ見覚えあるシルエットは、カシワマイマイなんじゃないかと予想する。そして、捕まえて、写真に収めてみた。ちなみに、この幼虫が食い荒らしていた木は、シャグバーク(shag bark)かシェルバーク(shell bark)か、どちらかは分からないが、私が、ナッツから育てた北米産のクルミの仲間の木だった。

さて、このカシワマイマイは、時に大発生し、森林を食い荒らしてしまい害虫として、捉えられている事実や歴史がある。ただ、面白いのは、大量発生したこの蛾の幼虫も、成長して蛾になる前に、今度は一転、突然、一斉に死んでしまう事が起きる事があるらしい。原因は、カシワマイマイ核多角体病ウイルスというものに感染したり、カビ菌の一種で全滅してしまうらしい。

こんな事実を、キリスト教を熱心に布教してる知り合いやお友達に教えたら、神の仕業ですと格好の説法の材料に使われそうだね。

冷静に考えて、常に、このウイルスは存在していて、幼虫が大量発生してる分だけ、大量死が目に付いてるようにも考えたいが、この辺りの研究も、森林や果樹園の保護のためにも、そして、むやみな農薬散布の軽減に繋がるなら、もっともっと発展して行って欲しいな。

これからの子供達よ、理科の授業や生物の授業に興味を抱き、世の中の役に立つ研究をして行ってくださいという願いで、この投稿を締めるとする。

上の写真は、昨年の同時期に昼間に写したカシワマイマイの幼虫である。

オオゲジ

数日前の夜に、タライで育ててるアカガエルのオタマジャクシでも見て、一息つこうかと庭に出た際に、壁にかなり大きなゲジゲジを発見。10センチはゆうに超えてそうなサイズ。同じ庭で、小型のゲジゲジもよく見ている私には、かなり大きく感じた。

直ぐに、ゲジゲジの事を調べると、日本には、2種類しか居ないと書いてる記事に出くわす。ネット情報なので、鵜呑みにせず、もう少し調べていると、日本分類学連合という団体のウェブサイトでも、既知種数 2と書いてあり、日本には本当に2種類しか居ないのであろうと納得する。

今回、写真に収めたのは、小型のゲジと命名されてる方ではなく、背中のコブ状の突起の形態やサイズから判断して、オオゲジと分類されているもの方のようだ。

因みに、ゲジの方は全国区で生息しているようだが、オオゲジの方は、関東以南と書いてある記事も、ネット上で見つけた。ちょっと南方系なの?南方の国のゲジゲジとの類似性が知りたくもなった。

因みに、このゲジゲジというのは、ゴキブリ等生きてる虫(害虫)を何でも食べてくれる益虫と説いてる人達が多い。私も、大方、その見解が好きだけど、ゲジゲジ達が、人間にとって害虫と思える虫だけを選別して食べてるとは思えない。(笑)

ただ、実際の捕食する虫の好みや、どういう環境で捕食しているかや、どれぐらいの量の虫を捕食するか等のデータが、もっともっと出回れば、ゲジやオオゲジと上手く付き合う事によって、安易な殺虫剤の散布とかを減らしたり出来るのではないのかな。

因みに、写真に収めた我家のオオゲジ1号。その大きさと素早さ(オオゲジの敏捷性を見てないけど、小型のゲジは、かなりのスプリンターです)から、我家の虫達の生態系の頂点に君臨してそうなオオゲジ。

さて、写真に収めた個体の足の数を、画像上で気まぐれに数えてみた。本来、片側に15本の足が有るはずだが、写真の下の方の側は、13本しか無い。しかも、逃げる際に失ったのか体の後方の2本が無い。

最強の捕食者のイメージで捉えていたけど、更に、上をいく両生類や爬虫類や哺乳類の生き物に追われる一面も垣間見えた。このオオゲジ1号にも、ドラマがあるんだね。