シロシタヨトウ

この幼虫は、1ヶ月ぐらい前に、庭の芝生の上に居た。これまでも、毎年たまに見る馴染みのある幼虫である。

今のところ、私の知識と観察が乏しく、この幼虫は、シロシタヨトウ幼虫なのではないのかなという言い方しか出来ない。

私のこの幼虫の印象は、芝生の中から出てくる昆虫達の幼虫の中では、比較的大きいと感じた事と、ネットで調べたら、茶色型と緑型が居るらしい。

この時の写真も、横から写した構図のものも有れば、また種を断定するのに役立ったのにと悔やまれる。

ただ、毎年、庭で見かける幼虫なので、見つけては観察し、少しづつシロシタヨトウ含むヨトウガ亜科の見識を深めていきたい。

ミノウスバ

我家の庭には、二本のマユミが植えられている。かれこれ10年近く前に、家族で箱根に旅行かドライブに行った時に、立ち寄った箱根恩賜公園に植わっていたマユミの木の下に落ちていた種を持ち帰り、種から大切に育てた2本のマユミである。

そして、この2本のマユミのうちのカミキリムシや毛虫に痛め続けられて樹勢の弱まりがちな方の1本が、ここ数年、このミノウスバの標的にされる。

昨年も気が付いた時には、時すでに遅し。殆ど枝だけ状態になってしまっていた。その時点まで、気が付いてあげれなかった我が身の忙しさを悔やむ。

そして、今年もまた、ミノウスバはやって来た。

ただ、今年は、発見が少し早かった。このマユミの木の周りにあるモミジの園芸種を剪定した際に、大きく落とした枝が、そのマユミの木にぶつかった途端、ザッと50匹以上のミノウスバの幼虫が、細い糸で垂れ下がる形で、ドンっと目の前にぶら下がったのだった。

ミノウスバの幼虫には可哀想だったけど、マユミを守るために、ぶら下がっている幼虫はハサミで片っ端から半分に切っていった。それから、10日ぐらいは、たまに、マユミの木に、ドンっと振動を与えては、ぶら下がったミノウスバの幼虫を切っていった。

暫くすると、木に振動を与えても、ミノウスバの幼虫は落ちてこなくなり、代わりに地面を徘徊してるミノウスバの幼虫に出くわす事が多くなった。

後で分かった事だが、ある程度成長すると地面に降りて、石の間や石の下等の適当な場所を探し、サナギになっていくとの事だった。ちょうど、そんな移動中のミノウスバの幼虫を撮った写真が以下の一枚。(2019年5月5日撮影)

このミノウスバの幼虫の好む食草は、ニシキギ科の樹木の葉っぱとなっている。我家には、ニシキギ科の植物としては、銀マサキの生垣があり、食害されるマユミから直ぐの所には、北茨城の渓谷産の野生のニシキギ(持ち帰って来た時には、樹高4センチぐらいで何の木かも分かってなかったけど、)が、3メートルぐらいに育っているが、どちらにも、ミノウスバの幼虫が発生してるのは見た事がない。

マユミが一番好きなのかなぁ〜。