マダラカマドウマ

数日前に、夜に近所の歩道を懐中電灯を片手に歩いていた時に、ふと足下を照らす灯の中に飛び込んで来た昆虫が居た。

何かと思い目を凝らすと、カマドウマであった。

そこで、カマドウマを検索してみて分かったのは、日本直翅類学会編『バッタ・コオロギ・キリギリス大図鑑』(2006年)の中では、日本のカマドウマ科は3亜科7748亜種が分布するとの事である。

そして、紛らわしい種類になると、外見的な判断だけでは種は断定できないとの事である。ゆえに、この写真の昆虫も、外見上の紋様から、マダラカマドウマが妥当なのではという事ぐらいなのである。

ちなみに、カマドウマの食性は雑食性であり、有機物なんでも餌にするとの事である。写真から分かるように、脚に鋭い棘のようなものが見えるが、私が知る限り、バッタの仲間で、生きて暴れる昆虫等を餌にする種類は、大概同じような役割の鋭い棘みたいなものを備えている種類が多いような気がする。

ホシホウジャク 成虫 幼虫

昨日、午後に30分程度、近所の里山を散策。目的は、昆虫や植物の写真を撮る事だったが、日増しに気温が低くなる中、昆虫達の活性は低い。中々見つからない。

そんな中、スズメガの仲間が、茶の木の花に吸蜜に来ていたので、スマホで写真を撮ってみた。当然、ピンボケではあるが、種を特定するには、十分な写真が撮れたと思う。

この紋様から、ホシホウジャクという名の蛾であることが分かる。

幼虫の食草は、ヘクソカヅラとの事であるが、我家の庭を始め、ヘクソカヅラは、近隣の至る所で見かける。今度は、ホシホウジャクの幼虫と出会える事を期待しておく。

因みに、殆どの人は、ホウジャクの意味が分からないと思う。ホウジャクを漢字で書くと、蜂雀。これなら、イメージが湧いてくるのではと思う。

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2021年8月5日追記

最近近隣で、ホシホウジャクの幼虫を見つけ写真に撮っていた。幼虫が食べていたのは、ヘクソカズラの蕾であった。

ヤマトクサカゲロウ 幼虫

10月の半ばに、近所の里山の小川周りで見つけていた幼虫の名前が判明したので投稿する事にする。

ずっと蛾の幼虫とばかり思って調べていたが、クサカゲロウの一種のヤマトクサカゲロウの幼虫である事が分かった。

このクサカゲロウの幼虫達は、テントウムシ同様にアブラムシを餌にしてくれるという事で、益虫として使えそうな気がするんだが、どうなのであろうか。

ここで、記憶に蘇って来たのは、アブラムシを狙う様々な幼虫達の目撃の記憶である。今まで、全部テントウムシの一種の幼虫だろうと、あまり気にかけていなかったが、長く大きめのものは、このクサカゲロウの仲間達の幼虫も含まれていたんだとろうなと、今となっては思う。

今後は、アブラムシを狙うそうした幼虫達も、少し注意深く観察してみようかなと思った。