ヤマトクサカゲロウ 幼虫

10月の半ばに、近所の里山の小川周りで見つけていた幼虫の名前が判明したので投稿する事にする。

ずっと蛾の幼虫とばかり思って調べていたが、クサカゲロウの一種のヤマトクサカゲロウの幼虫である事が分かった。

このクサカゲロウの幼虫達は、テントウムシ同様にアブラムシを餌にしてくれるという事で、益虫として使えそうな気がするんだが、どうなのであろうか。

ここで、記憶に蘇って来たのは、アブラムシを狙う様々な幼虫達の目撃の記憶である。今まで、全部テントウムシの一種の幼虫だろうと、あまり気にかけていなかったが、長く大きめのものは、このクサカゲロウの仲間達の幼虫も含まれていたんだとろうなと、今となっては思う。

今後は、アブラムシを狙うそうした幼虫達も、少し注意深く観察してみようかなと思った。

クワノメイガ 幼虫 (つくば市中部)

少し前に、仕事先の敷地内に自然に生えて来ているおそらく桑科の低木の葉っぱが丸まっているのに気が付き、好奇心からひとつ開けさせて頂いた。(謙譲の相手は、仕事先の機関に対してではなく、その葉の中に居るかもしれない昆虫に対してである。)

中からは、以下のような幼虫が現れた。

出てきたのは、思ったより太めの幼虫。丸めていた葉っぱが、コウゾなのかヤマグワなのかカジノキなのか分からなかったが、とにかく桑の仲間っぽい木の葉に暮らしていて、ネット上での照合の結果も鑑みると、クワノメイガなんじゃないかなと思う。

上の写真だと、この幼虫のサイズ感が伝わらないと思うので、以下に、手のひら上の写真をアップして、このクワノメイガの投稿を締め括る事にする。

両方とも、写真の日付は、10月22日となっている。

クロコノマチョウ(つくば市中部)

少し前に、よく仕事で入る敷地内の雑木林を散歩している際に、まさに足元から大きめの蝶が飛び立った事があった。

「よしっ、写真に撮ろう!」と思い、追いかけ始めたのだが、この蝶が着陸した地点を目視していても、いざ慎重にその場所へ歩み寄ってしゃがんで見回してみても、その蝶を見つけ出す事が出来ない。枯葉への擬態が功をそうしている。そして、「何処?」みたいに、激しく探すと、また飛び立ち、10メートル先ぐらいに着陸する。この繰り返しを、根気よく5、6回やった後に、やっと写真に収まってくれた。

クロコノマチョウというらしい。結構大きめの蝶。

この蝶を追いかけていて気が付いたのは、静止した際に、意地でも翅を開いて止まらないタイプ。ゆえに、この蝶の翅の表の紋様は確認出来なかった。ただ、ネット上で他の人の写真を見る限り地味目な気がする。

この蝶も、本来の生息地は暖かい地域であり、年々少しづつ日本列島を北上している蝶である。

クロコノマチョウのコノマのところは、漢字で書くと木の間となり、この蝶の習性を表している。少し薄暗い雑木林に暮らしている蝶である。

幼虫の食草は、ススキ、ジュヅダマ、ヨシ等との事である。