オオバコヤガ? 成虫

最近、近隣で、この蛾を見かけて写真に撮っていた。

少し前に近隣で沢山見かけたウスチャヤガかとスルーしそうになったが、まぁ、一応写真は撮っておくかといった感じのスタートであった。

大きさは前翅長で22ミリぐらい。なんか、ウスチャヤガとは違うと感じ、調べたところ、オオバコヤガではないかなと思うに至った。

紛らわしい種に、コウスチャヤガが居るが、コウスチャヤガもオオバコヤガも、薄茶色をしているのが雄の特徴で、雌はもっと濃い色をしているとのことである。それから考えると、上の写真の個体は雄であることが分かるが、続いて、コウスチャヤガの雄の触角は櫛髭状で、オオバコヤガの雄の触角は糸棒状との事である。

以上を考えると、上の写真の個体は、ハッキリと櫛髭状の触角は見てとれない事と色合いから、オオバコヤガの雄なのかなと考えたい。

さて、オオバコヤガの幼虫の食草として、スイバやギシギシの類に、イヌタデオカトラノオアキノウナギツカミ等が挙げられていたが、一応、この蛾がいた辺りには、それらの全てはある。

種名にオオバコと入っているが、各種紹介文の情報には、オオバコの記載は見つけられなかった。ちなみに、オオバコも、沢山生えている場所である。

セグロカブラハバチ 幼虫

最近、近隣で、この幼虫を見かけた。ハバチの幼虫っぽい気はするが……。

調べたところ、セグロカブラハバチの幼虫なのではないかと思う。

ハバチの幼虫は、断然春から初夏にかけて色んな種類を見かけるが、そろそろ冬も視野に入ってきた今時分にも、居るは居る。今自分の代表的なハバチの幼虫は、文句無しに、スイバやギシギシを喰い荒らすハグロハバチであろう。

さて、この今回のハバチの幼虫を見かけた近くに、その日、もう1匹、ハバチの幼虫と思われる個体が居たが、そちらの方は、まさに限りなく黒かった。目を凝らして見ると、辛うじて、身体の横の点の列が見える感じであった。

さて、この2種類の幼虫の写真を撮った後に、車に戻り、さっと、スマホで調べたところ、2種ともカブラハバチの仲間であるという事を知ったのだが、突然、「実際には、どんなカブラハバチになるのか育ててみよう。」との考えが頭によぎった。

直ぐに、その2匹がいた現場に戻ったが、既に2匹とも視界に入るようなところからは消えていた。同時に、何処に餌になるようなカブラ(この場合は、アブラナやカラシナ)があるのであろうと、辺りを見回した。あわよくば、アブラナの類があれば、葉裏を丁寧に見て、カブラハバチの仲間の幼虫を探してみようと思ったのだった。ただ、傍には、アブラナの仲間はなく、意外なことに、アブラナやカラシナがある場所までは、50メートルぐらいの距離があった。

その日、2匹とも移動中の瞬間に出くわしたが、一体、何処へ向かっていたのであろうか。

春には、近隣の小川の土手等では、数種類のカブラハバチの仲間を沢山、目撃出来るが、今まで、幼虫には出会えていなかった。

そういう意味では、春先の羽化に向けて土中で蛹越冬する前の幼虫に出会えたことは、私事ながら幸運に感じた。

ブチヒメヘリカメムシ

最近、近隣で、このカメムシを見かけて写真に撮っていた。

初めて見るカメムシの予感はしたが、過去の投稿を振り返ったところ、未投稿のカメムシと分かった。

大きさは、体長8ミリぐらいであった。調べたところ、最終的にブチヒメヘリカメムシに辿り着いた。

途中、ブチヒゲヘリカメムシという種(名)を経由したが、ブチヒゲヘリカメムシという名は、ブチヒメヘリカメムシの誤記が広まっている可能性を学んだ。

さて、このブチヒメヘリカメムシの食草は、タデ科、キク科に……イネ科なんかもということであったが、見かけた辺りには、それらの全てが幾らでもあった。

ちなみに、写真の個体が戯れている植物は、キク科のハルジオンだと思われる。