フタスジエグリアツバ 成虫  Gonepatica opalina (Butler, 1879)

3日前の晩に我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長12ミリぐらいだったであろうか。

下唇髭の雰囲気から、直ぐにヤガ科のアツバの仲間であろうと分かるが、腹部の先端を持ち上げているのが気になった。腹部をこんなに持ち上げるアツバの仲間がいたっけという思いが浮かんだが、調べてみたところ、やはり初めて出会う蛾であった。

種名は、フタスジエグリアツバ。

ヤガ科カギアツバ亜科に属する蛾である。幼虫の食草は、ブナ科のコナラやクヌギ等のようである。

生息分布の方は、国内は、北海道から九州まで。海外は、ちょっと調べてみたが、ソースを見つけられなかった。

デーニッツハエトリ? 雄 Plexippoides doenitzi (Karsch 1879)

昨晩、我家の外灯下で見かけたハエトリグモのひとつである。

どうしても、カメラを近づけられない場所にいた為、真上からの写真が撮れなかった。

大きさは、体長7ミリぐらいで、小さいハエトリグモだなとの印象を持った。

おそらく、デーニッツハエトリの雄だと思われる。

小さいから判別しにくいのか、マミジロハエトリのように普通に見られるハエトリグモとの事だが、近隣で印象に残っていないハエトリグモであるかもしれない。

ちなみに、デーニッツという名前の由来は、明治時代の外国人医師でクモ学者のW. デーニッツに因んでいるとのことである。

さて、このデーニッツハエトリの生息分布は、国内は、北海道から九州までで、本州は高地から低地まで、全域に生息しているようである。海外の生息分布は、韓国からの生息報告は、上がっているようである。

オビアツバ?  Paracolax fascialis (Leech, 1889)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長で17ミリぐらいあったと思う。

直ぐに下唇髭の特徴から、ヤガ科クルマアツバ亜科の蛾であることは分かったが、クルマアツバ亜科の蛾にしては大きいなという印象である。それと、上の写真のように、後翅が見えるように静止するのもクルマアツバ亜科の少数派の気がする。同じようなサイズで、同じような止まり方をして、我家の外灯下で見ることが出来るクルマアツバ亜科の蛾には、フジロアツバなんかがいるであろうか。

このオビアツバの幼虫の食草は、針葉樹のヒノキ科の植物ということである。差しあたって、ヒノキやサワラは、家の近所に結構生えている。

生息分布の方は、国内は、北海道から九州まで。ただ、本州や九州においては、山地性の特徴があるとの情報も読んだ。海外の生息分布は、私が調べる限り、ソースを見つけられなかった。