ナミモンコケシキスイ Cryptarcha strigata (Fabricius, 1787).

本年、樹液に集まる虫達を見てて、以下の極小の甲虫が多いなと感じている。

大きさは、体長3-4ミリぐらい。

種名は、ナミモンコケシキスイ。黒っぽいのもいれば、薄褐色のものもいるが、全部ナミモンコケシキスイだと思われる。

ナミモンコケシキスイの生息分布は、国内は、北海道から沖縄本島含む南西諸島まで。海外の生息分布は、ヨーロッパのドーバー海峡を挟んだイギリスとフランス、ベルギー、オランダ。あとは、同じように海を挟んだスェーデン南部とデンマークとドイツ北部。他には、ロシアのモスクワの辺りから集中的に生息報告が上がっているようである。

ベッコウクモバチ(キバネオオベッコウ、キバネオオクモバチ、ベッコウバチ)  Cyphononyx fulvognathus (Rohwer, 1911)

最近、近隣で見かけて写真に撮っていたハチである。

大きさは、体長20ミリぐらいはあったと思う。

調べたところ、クモバチ科のベッコウクモバチと判明。

ジョロウグモやナガコガネグモ等の大型のクモを狩るハチらしい。狩ったクモは、蝉が地表に出てくる際に作った穴を利用した巣に持ち帰り、幼虫達の餌にするとのことである。

このベッコウクモバチの生息分布は、国内は、本州以南……九州を経て、沖縄本島含む南西諸島まで。海外の分布は、韓国と台湾と中国の東部から生息報告が上がっているようである。

クロモンフトメイガ 成虫  Orthaga euadrusalis Walker, 1859

昨晩、我家の外灯下に現れた蛾の一つである。

大きさは、前翅長14ミリぐらいだった。

雰囲気的に、ツトガ科フトメイガ亜科の蛾であろうなとは予想が付いたので、その亜科を当たると、クロモンフトメイガという種と分かった。

クロモンフトメイガの幼虫の食草は、ヌルデとのことであった。

生息分布の方は、国内は、本州以南……屋久島辺りまでいるようである。海外の分布は、韓国と台湾にはいるようである。

最後に、過去に既にクロモンフトメイガの投稿をしている事を確認したが、今、その投稿の写真を見返してみると、なんかクロモンフトメイガと違う気がしてきた。近々、調べ直して、訂正しておこうと思う。