テンモンシマコヤガ 成虫  Sophta ruficeps (Walker, 1864)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長9ミリぐらいだったのではないだろうか。

種名は、テンモンシマコヤガ。

幼虫の食草は突き止められていないだとか、モクレン科のシデコブシだったりと情報が錯綜している。ヨーロッパでは、針葉樹に付く地位類だとも言われているらしい。

生息分布の方は、国内は、本州以南………対馬含む九州まで。海外の生息分布は、パッと調べた限り、韓国と台湾からの報告を見つけた。

エンドウシンクイ?  Cydia nigricana (Fabricius, 1794)

昨晩、我家の外灯下に来ていた小さな蛾の一つである。

大きさは、前翅長7ミリぐらいだったと思う。

調べたところ、ハマキガ科ヒメハマキガ亜科のエンドウシンクイというのが似ていると思った。

幼虫は、えんどう豆やヤブマメを食すのが知られているようだが、取り敢えず、我家の庭だとヤブマメであろうか。ヤブマメは、我家の庭だと凄い発芽率で至る所から生えて来る。

このエンドウシンクイの生息分布は、国内は、北海道と本州という情報が多かった。海外は、ヨーロッパは、西から東まで緯度が高めのエリアには、ほぼ全域に生息していて、北米大陸にも、カナダの南の方に東西に広く生息しているようである。

アカアシオオアオカミキリ Chloridolum (Parachloridolum) japonicum (Harold, 1879)

先ほど、久しぶりに、樹液に集まる虫達の写真を撮るために、車で5分ぐらいのところにある近所の公園に車を走らせた。

運の良いことに、出会いたかったカミキリと遭遇することが出来た。

大きさは、体長25ミリぐらい。

種名は、アカアシオオアオカミキリ。

ちょうど4年前の今時分にも今回と同じ場所で、見かけて捕まえた事がある。そして、家に持ち帰って落ち着いて写真に撮ろうとしたのだが、その時の持ち帰るためのプラケースに、同じく捕まえたウスバカミキリも入れた。しかし、これが失敗で、家に着く頃には、ウスバカミキリが、アカアシオオアオカミキリの脚をほぼ全部噛み切ってしまっていたのだった。アカアシオオアオカミキリには可哀想なことをしたが、写真にも撮れるような姿ではなくなってしまったのを覚えている。

さて、このアカアシオオアオカミキリは、幼虫は、クヌギの生木の中で育ち、成虫になっても、樹液を吸いにクヌギにやって来るようである、

生息分布の方は、国内は、本州、四国、九州。海外は、韓国、中国の一部地域から生息報告が上がっているようである。

ちなみに、このカミキリは、都道府県が独自に定めるレッドリストでは、絶滅危惧I類に指定しているのが、千葉県、東京都、神奈川県。準絶滅危惧種に指定しているのが、埼玉県、長野県、兵庫県、香川県、宮崎県、鹿児島県。他に、山梨県と大分県も動向を注視している種に捉えている。