ヨツスジハナカミキリ Leptura ochraceofasciata (Motschulsky, 1861)

忙しくて投稿できなかったが、本年の6月の終わりに見かけて写真に撮っていたカミキリの投稿をしようと思う。

大きさは、体長20ミリぐらいだったと思う。

種名は、ヨツスジハナカミキリ。

所謂、ハチに擬態したカミキリで、普通の人はハチだ思い刺されるのを恐れて、絶対に摘み上げたりはしないであろうが、今回は、直ぐにハチじゃないと見抜く事ができた。

ちなみにこれまでに出会った一瞬ハチかと思ったカミキリムシには、トラフカミキリキスジトラカミキリなんかがいたかもしれない。

さて、このヨツスジハナカミキリは、幼虫時代は、枯木の中で育ち,成虫になると,花の蜜に集まるようである。

生息分布の方は、国内は、北海道から対馬含む九州を経て、更に沖縄本島含む南西諸島まで。ただ、西日本の個体と東日本の個体とで外観に少し違いがあるようなので、遠い昔に種が分断されていた時期がある可能性も感じる。

海外の生息分布の方は、Leptura quadrifasciata Linnaeus, 1758(カラフトヨツスジハナカミキリ?)という近似種が、動物地理学上の旧北区においてヨーロッパ全土から極東のかなり北の方までポツポツと生息しているので、日本のヨツスジハナカミキリは、そのカラフトヨツスジハナカミキリ?が島国の日本で独自進化したものとも推理したいが、あくまでも推論であり,断言するには、自分が当たったソースが少な過ぎる。

キタマゴタケ Amanita javanica (Corner et Bas) Oda, Tanaka et Tsuda

今から、ちょうど1ヶ月ほど前に近所の雑木林内で写真に撮っていたキノコの投稿をしてみようと思う。

違う角度からのものを,もう一枚。

種名は、キタマゴタケだと思う。

似た種に猛毒とよく紹介されているタマゴタケモドキがあるらしいが、正直、実物を何個も見比べているわけではないので、正確な違いは、私には分からないと答えるのが無難かと思う。ただ、傘の裏のヒダの色等から、キタマゴタケなのかなと思いたい。

赤い傘で、本種と同じようにヒダやツバが黄色いタマゴタケという近縁のキノコがあるが、元々はタマゴタケの亜種として扱われていたキタマゴタケだが、DNA解析の結果、現在では別種ということになっている。

このキタマゴタケの分布の方は、日本国内には、生息しているのは確かだと思う。。海外からも一部、報告があるが、似た種の間違いの可能性も多いに存在すると思うので、海外の生息分布の言及は避けておく。

ちなみに,このキタマゴタケは、タマゴタケ同様に,食用キノコとして知られている。

ちなみに,今から10年以上前のことだが、このキタマゴタケを料理して食べた事がある。フライパンに油を敷き、炒めて食べてみようと試みたのだが、熱を通すと予定外に傘はゆで卵の黄身のようにポロポロとなり、一応,口に含んでみたのだが、全然、美味しいとは感じられなかったのを覚えている。その後、丙の部分を食したかどうかの記憶は完全に飛んでしまっている。

ヨシツトガ 成虫 Chilo luteellus (Motschulsky, 1866)

もうかれこれ1ヶ月ほど前に撮った写真であるが、この写真に写るツトガを過去に投稿していない事を確認したので、投稿してみる。

大きさは正直覚えていないのだが、前翅長12ミリぐらいあったのではないであろうか。

種名は,ヨシツトガ。

本種を見分ける特徴としては、銀色の鱗粉が筋状になっていれば、本種らしい。上の写真だと分かりづらいが、他の写真だと銀の小点がキラキラと線状に連なっているのを確認している。

幼虫の食草は、イネ科のずばり、ヨシ。

生息分布の方は、国内は、北海道から対馬含む九州まで。海外の生息分布は、ヨーロッパの大陸の西端のポルトガルからロシア東部にかけて、共通して南端の方に生息している模様。