カレハヒメマルハキバガ Pseudodoxia achlyphanes (Meyrick, 1934)

本年の6月の終わりに写真に撮っていた蛾の一つである。撮影場所は、我家の外灯下である。

大きさは、体長8ミリぐらいだったのではと思う。

過去に,3年前のほぼ同時期に、別の場所で見かけて写真に撮った個体を投稿しているが、その時よりは、今回の写真の方が少しよく撮れていると思う。

種名は、カレハヒメマルハキバガ。マルハキバガ科に属する蛾である。

幼虫の食草は、ズバリ枯葉。

生息分布の方は、国内は、本州以南,九州まで。海外の生息分布は、韓国からの報告があるようである。

ルイスザイノキクイムシ Ambrosiodmus lewisi (Blandford, 1894)

昨晩、我家の外灯下に来ていた極小の甲虫である。

大きさは、体長3.5ミリぐらいだった。

頭部も少し写っているが、とにかく、胸部が大きのを見てとれる。この特徴のある甲虫を調べてみたところ,キクイムシの仲間が浮上して来た。

そして、上の写真の個体は、ルイスザイノキクイムシという種だと思われる。

生息分布の方は、国内も海外も,ちょっと調べただけでは情報がなく分からなかった。ただ、材を穿孔してしまう害虫の割には注目されていないんだなとの感想は持った。

ヨツスジハナカミキリ Leptura ochraceofasciata (Motschulsky, 1861)

忙しくて投稿できなかったが、本年の6月の終わりに見かけて写真に撮っていたカミキリの投稿をしようと思う。

大きさは、体長20ミリぐらいだったと思う。

種名は、ヨツスジハナカミキリ。

所謂、ハチに擬態したカミキリで、普通の人はハチだ思い刺されるのを恐れて、絶対に摘み上げたりはしないであろうが、今回は、直ぐにハチじゃないと見抜く事ができた。

ちなみにこれまでに出会った一瞬ハチかと思ったカミキリムシには、トラフカミキリキスジトラカミキリなんかがいたかもしれない。

さて、このヨツスジハナカミキリは、幼虫時代は、枯木の中で育ち,成虫になると,花の蜜に集まるようである。

生息分布の方は、国内は、北海道から対馬含む九州を経て、更に沖縄本島含む南西諸島まで。ただ、西日本の個体と東日本の個体とで外観に少し違いがあるようなので、遠い昔に種が分断されていた時期がある可能性も感じる。

海外の生息分布の方は、Leptura quadrifasciata Linnaeus, 1758(カラフトヨツスジハナカミキリ?)という近似種が、動物地理学上の旧北区においてヨーロッパ全土から極東のかなり北の方までポツポツと生息しているので、日本のヨツスジハナカミキリは、そのカラフトヨツスジハナカミキリ?が島国の日本で独自進化したものとも推理したいが、あくまでも推論であり,断言するには、自分が当たったソースが少な過ぎる。