キタマゴタケ Amanita javanica (Corner et Bas) Oda, Tanaka et Tsuda

今から、ちょうど1ヶ月ほど前に近所の雑木林内で写真に撮っていたキノコの投稿をしてみようと思う。

違う角度からのものを,もう一枚。

種名は、キタマゴタケだと思う。

似た種に猛毒とよく紹介されているタマゴタケモドキがあるらしいが、正直、実物を何個も見比べているわけではないので、正確な違いは、私には分からないと答えるのが無難かと思う。ただ、傘の裏のヒダの色等から、キタマゴタケなのかなと思いたい。

赤い傘で、本種と同じようにヒダやツバが黄色いタマゴタケという近縁のキノコがあるが、元々はタマゴタケの亜種として扱われていたキタマゴタケだが、DNA解析の結果、現在では別種ということになっている。

このキタマゴタケの分布の方は、日本国内には、生息しているのは確かだと思う。。海外からも一部、報告があるが、似た種の間違いの可能性も多いに存在すると思うので、海外の生息分布の言及は避けておく。

ちなみに,このキタマゴタケは、タマゴタケ同様に,食用キノコとして知られている。

ちなみに,今から10年以上前のことだが、このキタマゴタケを料理して食べた事がある。フライパンに油を敷き、炒めて食べてみようと試みたのだが、熱を通すと予定外に傘はゆで卵の黄身のようにポロポロとなり、一応,口に含んでみたのだが、全然、美味しいとは感じられなかったのを覚えている。その後、丙の部分を食したかどうかの記憶は完全に飛んでしまっている。

ヨシツトガ 成虫 Chilo luteellus (Motschulsky, 1866)

もうかれこれ1ヶ月ほど前に撮った写真であるが、この写真に写るツトガを過去に投稿していない事を確認したので、投稿してみる。

大きさは正直覚えていないのだが、前翅長12ミリぐらいあったのではないであろうか。

種名は,ヨシツトガ。

本種を見分ける特徴としては、銀色の鱗粉が筋状になっていれば、本種らしい。上の写真だと分かりづらいが、他の写真だと銀の小点がキラキラと線状に連なっているのを確認している。

幼虫の食草は、イネ科のずばり、ヨシ。

生息分布の方は、国内は、北海道から対馬含む九州まで。海外の生息分布は、ヨーロッパの大陸の西端のポルトガルからロシア東部にかけて、共通して南端の方に生息している模様。

シロツトガ Calamotropha paludella subsp. purellus (Leech, 1889)

1週間ぐらい前に近隣で見かけて写真に撮った小さな蛾である。

大きさは、前翅長10ミリぐらいだった思う。

種名は、シロツトガ。

過去に2回ほど投稿しているが、今回の写真の方が特徴を捉えた大きめの写真が撮れたと思うので、再投稿している。

このシロツトガの幼虫の食草は、イネ科のガマということが知られているが、確かに,この蛾を見かける付近には、ガマが生えている印象はある。

上の写真の個体は、薄いオレンジ色の紋様が見て取れるが、この紋様は、無いものから、もっとクッキリと隆起した感じで見て取れるものまで様々である。おそらく推測だが、最初はクッキリしていたものが、だんだんと生存期間を伸ばしていくうちに、剥がれてボヤけて来ているのではないかなぁとも個人的には思っているが、真相は、私の現在の知識では分からない。(ただ、触角もオレンジ色なのは気になる。)

過去2回の投稿では、触れていなかった生息範囲について、今回は記しておこうと思う。国内の生息範囲は、北海道から九州まで。海外の生息分布の方は、ちょっと分からなかった。