キイロマイコガ 成虫 Stathmopoda auriferella (Walker, 1864) 3rd

数日前に我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、体長6-7ミリぐらいの凄く小さな蛾である。

種名は、ニセマイコガ科に属するキイロマイコガ。

3回目の投稿になるが、我家の外灯下では、時々見かける事が出来る極小の蛾である。前回の投稿が5月29日であるので、明らかに年に数回発生しているサイクルを持っているはずである。

幼虫の食草は、各種果樹の果物との事である。

生息分布の方は国内は、本州以南……九州を経て、沖縄本島含む南西諸島まで。海外の生息分布は、興味深くて、アジア大陸やアフリカ大陸やオセアニア大陸の沿岸部には結構拡がっている蛾である。果実の輸出入で拡がったのもあるとは思うが、本来は、どの辺りの蛾なのか知りたくなる。そのためには、ニセマイコガ科なる科の傾向を掴むところからなのであろうか。

シリアカハネナガウンカ Zoraida horishana (Matsumura, 1914)

このハネナガウンカの仲間達は、我家の外灯下では時々見かける。

今回のこのハネナガウンカも,過去に投稿済み(4年前の8月28日)のアヤヘリハネナガウンカと思い,それほど注目していなかった。ただ、一応撮った写真を見返していて、アヤヘリハネナガウンカと少し違うと気がつく事になった。

大きさは、体長は5-6ミリでとても小さいが、翅の長さは15ミリぐらいあり,意外と大きく見える昆虫である。

種名は、シリアカハネナガウンカ。肝心なシリアカ(尻赤)の部分が写る写真は、残念ながら撮っていなかった。

なぜアヤヘリハネナガウンカと違うと気が付いたかと言うと、翅の前縁側がこんなにハッキリと太く模様が入っていたかという疑問が生まれた。アヤヘリハネナガウンカの翅は、もっと透けていて、前縁側の紋様ももっと疎に入る。そして、触角の色も違う気がした。

さて、このシリアカハネナガウンカの生息分布は、国内は、本州と九州。ただ、海外の生息分布は、韓国からの報告が多数上がっているようである。

イナズマヨコバイ Maiestas dorsalis (Motschulsky, 1859)

昨晩、我家の外灯下に来ていたヨコバイの一つである。

もちろん,肉眼では紋様を認識出来ない大きさだったが、撮った写真を確認したところ,初めて見るヨコバイの気がした。

大きさは、体長4ミリぐらい。

種名は、イナズマヨコバイだと思われる。

ただ、イナズマヨコバイの情報は思いの外少ない。名前が似ているオオイナズマヨコバイやイナズマヒメヨコバイという種も存在し,どちらかと言うと、それらの情報の方が多かったような気もした。

このイナズマヨコバイは、刈られた稲の株下に産卵するらしく、卵で越冬するとのことである。そして、イネ萎縮病のウイルスを媒介する事が知られている。

さて、生息分布の方は、国内は、本州以南,南西諸島辺りまでいるのではないだろうか。海外の生息分布の方は、韓国、中国東部、東南アジアからインドまで、またオーストリアも北部まで、稲作をしていそうな地域には生息してそうな勢いである。