フタスジトガリヨコバイ Futasujinus candidus (Matsumura, 1914)

昨晩、我家の外灯下に来ていたヨコバイの一種である。

ちょっと写真がボケてしまっているのが残念である。

大きさは、体長5ミリぐらいだった。

種名は、フタスジトガリヨコバイだと思われる。

トガリヨコバイのトガリの部分は、鼻先の尖りのことだと推測するが、上の写真は、上手くその特徴を捉える事が出来ていないかもしれない。

成虫も,幼虫も,イネ科の植物に寄生するようである。

生息分布の方は、国内は、北海道から対馬含む九州まで。海外は、韓国からの報告が上がっている。

ホオズキカメムシ Acanthocoris sordidus (Thunberg, 1783)

最近、近隣で写真に撮っていたカメムシの一つである。

近隣ではよく見かけるカメムシかもしれない。4年前の4月に我家の庭で見かけた個体の投稿をしているのを確認したが、その時よりも全然ちゃんとした写真が撮れたので、再投稿してみようと思う。

大きさは、体長で13ミリぐらいだった。

種名は、ホオズキカメムシ。

ホオズキが種名に含まれているように,要はナス科の植物を好むカメムシである。

似たような色合いのカメムシは多いが、ここに着目すれば、本種は間違いようがないというポイントは、後脚の腿節の太さである。他に近隣で見かけるカメムシで、後脚が太い種で思いつくのは、ホソヘリカメムシなんかがいるが、ホソヘリカメムシとホオズキカメムシは,横幅的に間違えようがないと思う。

さて、このカメムシの生息分布は、国内は、本州以南……九州を経て、沖縄本島含む南西諸島まで。海外の分布は、台湾と韓国にいるようである。

そして、沖縄本島を始めとした島嶼にいる個体群は、微妙に形体に個性が出て来ているようである。なお,国内にいるホオズキカメムシ属は本種のみという情報を読んだが、これが意味するものは、日本への移入が比較的新しいんじゃないかなと推測する。

ヒメヒロズコガ(コケヒロズコガ)Eudarcia orbiculidomus (Sakai & Saigusa, 1999)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、体長5ミリぐらいだったのではないだろうか。

種名は、ヒメヒロズコガ(旧名コケヒロズコガ)だと思う。

おそらく、幼虫は、地衣類を食べると思われる。

近似種のホソヒメヒロズコガEudarcia dentata (Gaedike, 2000)という種の紹介で、幼虫は神社の石灯籠とかに付着しながら地衣類を食べている小さなミノムシだとの情報があったので、本種もおそらく同じような生態を持っているのではと思いたい。

生息分布の方は、国内は本州から対馬含む九州まで。海外は、韓国からの報告があるようである。