シロバナツユクサ

少し前に、近隣でツユクサの群落の中に、白い花が少しだけ混じっている事に気が付き、近づいて見ると、花が少し大きいけど、ツユクサの白い花にしか見えないという場面に出くわした。

それから、数日、その場所から、2キロぐらい離れているだろうか……再び、白い花のツユクサを見かけた。ただ、今度は、様子が違う。青い花の一般的なツユクサもあるが、白い花のツユクサの方が優先種となっている。

もう一枚。

一瞬、除草剤でもかけられて、死ぬ間際に花色が薄くなっているのかと勘繰ってみたが、どうも元気にしか見えない個体も多い。

個人的に、夏の炎天下が続く日に、あのビビッドな青と黄色のコントラストの小花を見つけると、私は、少しハッとさせられ、ダラダラとしたウダウダ感からキリッとした集中に舞い戻される事がある。夏の暑さの中、小粒だけどキリッと清涼感があるのが、一般的な青い花のツユクサに私が持っているイメージである。

シロバナのツユクサには、殆ど出会わないので、シロバナのツユクサに、個人的にどんな視覚的効能があるかは、まだ未知だが、取り敢えず、シロバナのツユクサが存在する事は分かった。

因みに、この一画には、青い花の一般的なツユクサもチラホラあったが、同時に、水色や薄紫の花のツユクサもチラホラあった。

そのうち、色々な花色のツユクサを少しづつもらって来て、自分の家の庭にでも植えてみようかとも思うが、果たして、家で、見て楽しめる余裕が持てるかどうか。忙しい現実が待っている。

カワラタケ

キノコ類の投稿は、ほとんどして来ていない気がするが、それなりに写真は溜まってきているので、時々投稿してみようと思う。

先ずは、最近撮った写真から……調べた所、カワラタケというらしい。

上の写真の個体は、黒と白のコントラストであるが、黒のところが茶色であったり、濃緑であったりと、色彩変異には富むようである。また、傘の大きさは、凄く大きなるわけでもない。

硬くて一般的に食用にはされないが、菌糸体に含まれるクレスチンという多糖類は、悪性腫瘍を抑制する効果があるらしい。

ニホンミツバチ?

今年に入ってから、とある大きな針葉樹の根元に蜂の大群が出入りしているのには気が付いていた。

多分、ニホンミツバチって、ああいう所に巣を作るよなとの知識は持っていた。ただ、これまで、あまりのハチの大群に近付けないでいた。

しかし、この日は、巣離れしてしまったのか、疎らにしかハチは飛んでいなかったので、今まで覗けなかったその木の根元の洞を写真で写してみた。

この上の写真のハチが、ニホンミツバチなのかなと思いたいのだが、正しいのであろうか。

さて、ニホンミツバチが巣を作る場所として、こうした巨木老木の根元の洞や石垣の間、他にも隙間の多い昔の人家の壁等があるらしいが、もはや、そういう環境って、益々無くなっている気がする。

人間が人間を中心に街や里山をデザインする時に、人間から見て不必要なものは、どんどんと切り捨てられて行く気がする。

自然界の中での多くの生物の真剣な営みに触れると、自然界の中で、決して、人間が一番偉い生物ではない事を悟らさせられる。人も虫も植物も、皆平等なんだと思う。