ハリガネオチバタケ

今年は、久しぶりに梅雨らしい梅雨を経験していると実感するが、湿度も高いのかキノコの発生も、例年より目に付く。

様々なキノコに出会うのだが、なかなか種を確実に断言できるまでの個性的なキノコばかりではない。

そんな状況下で、以下のキノコは、特徴的であった。

傘の大きさは、直径で15ミリないぐらいであろうか。そして、一番の特徴は、細い針金のような軸であろうか。実際の軸の触感も、金属的硬さまでは行かないが、細さの割には強度のある構造になっている。

名前は、調べた所、ハリガネオチバタケという種がヒットしてきた。しかし、程なく、ハナオチバタケという殆ど同じ姿のキノコの写真にも多数出会う事になった。

同種の名前違いの可能性を、先ず考えたが、違う種だと結論づけている人達も複数いらした。その根拠の一つは、傘の裏のヒダの数にあり、ハリガネオチバタケは13本であり、ハナオチバタケは、マックス19本ぐらいあるという事である。

ここで、私も、再度、その場所を訪れた時に、一本もぎって、傘の裏のヒダを数えてみたところ、12本か13本であった。

こうなると、上の写真のキノコを、ハリガネオチバタケと紹介したくなった。

ツノトンボ

先ほど、我家の外灯下に来ていた昆虫である。

なんか見覚えのある昆虫であるが、果たして、名前は何だっけ?となった。

大きさは、体長3センチぐらい。トンボに似ているが、トンボでない事は分かる。

似たような長い触角を持つウスバカゲロウの仲間から調べ始めると、ツノトンボという名前だったかと思い出した。

幼虫は、所謂、ウスバカゲロウの幼虫と似ているタイプだが、蟻地獄は作らずに、石の下等に生息して、待ち伏せして餌を取るタイプである。

昨年、林の中で見かけて、写真に撮りそびれてた種なので、今回は我家の庭で出会えて、しっかり写真に撮れて嬉しかった。

イモサルハムシ

最近、近隣でこの甲虫を見かけて写真に撮っていた。

ハムシの一種とは分かるのだが、いつものハムシ達と違うのは、大きさが大きい。被写体が、大きいから、写真も鮮明に写せた感じである。

大きさは、6〜7ミリぐらいあったのではと思う。とにかく、俵型で細長い感じではなく、短くズングリした印象の強いハムシであった。そして、多くのハムシに共通する金属光沢が鮮やかで綺麗である。

付いていた植物はヨモギである。

調べ始めたら、アオバネサルハムシという種が浮上したが、平均サイズの4ミリぐらいというのが解せない。そんなに小さくなかった。ただ、ヨモギにいるという特徴は合っている。

他に、候補は居ないかと探していると、イモサルハムシという種も浮上した。そして、このイモサルハムシは、サツマイモやヒルガオに着くといった習性が書かれていたが、実際のところ、ヨモギにいるところをよく目撃するとの報告が複数あった。そして、平均サイズは、6ミリなのである。

こうなってくると、イモサルハムシだろうとの結論に至った。そして、イモサルハムシとアオバネサルハムシを、外見的に比べていると、違いが見えてきた。イモサルハムシの脚の腿節は、凄く短いのである。一方、アオバネサルハムシの腿節は、普通の長さで、オマケに少し膨らんでいるのである。

イモサルハムシ……ハムシにしては、大きくって特徴を掴みやすい種であった。