クロムネハバチ?

名前の分からなかった昆虫達を未特定昆虫なるアルバムに収めているのだが、そのひとつを紹介してみようと思う。

撮影年月日は昨年の5月5日となっている。撮影場所は、自宅の庭。

大きさは、触角を入れずに2センチぐらいだったと思う。なんとなくハバチの仲間に行き着いたが、触角が長い印象があるので、その路線で検索していくと、ヒゲナガハバチという種類に辿り着いたのだが、どうもドンピシャとは行かない。

そして、ヒゲナガハバチの仲間のクロムネハバチの特徴も大いに備えている。言い換えるなら、ヒゲナガハバチとクロムネハバチの中間みたいな印象である。

幼虫の食草は、ヒゲナガハバチは、スミレ。クロムネハバチは、カキドオシ。我家の庭にスミレは結構生えているが、カキドオシって、どれ?って言う感じで、近隣に生えてる記憶が無い。

また、もちろん、それら2種と違う別種の可能性も大いにある。

とにかく、ハバチを調べていて知った事実に、ハバチの仲間には、日本だけでも優に1000種類以上が生息するとの事実があったが、他の昆虫達と比べて、ネット上には、思いの外、系統だった種の情報がない。

そして、殆ど詳しい事が知られていない種や、未知なる種が無数にいるとの事である。

ヤマウド

昨年の8月10日に撮った写真の中に、ヤマウドの写真を見つけたので、この機会に投稿してみようと思う。撮影場所は、我が家から車で5、6分の里山の林縁。

ちょうど花の時期であったので、直ぐにヤマウドと分かったが、花期じゃない時に出会っていたら、「この木なんだっけ?」って、少し頭を捻るはずである。そして、タラノキではない、ヤマハゼでもない、ヤマウルシなんかこの辺には自生してないなとなり、結局は、「ウドだ。」と行き着くとは思うが、即答できるかは自信が無い。

そもそも、このヤマウドを正確に理解してもらうためには、この植物が上に挙げたような一見似て見える樹木達と違い、草本であるという根本的な違いがある事を伝えたい。

かなり茎を太くし、私の背丈以上に育ったヤマウドを、たまに見かけるが、冬季は地上部は跡形もなく枯れてしまい、翌年また地上から芽を出すという草本なのである。

さてさて、私の家の近辺で、山ウドが沢山生えている場所は知らないが、おそらく知らないだけで、幾つもあるのではと予想する。

このヤマウドの紹介で一番手に来るのは、やはり山菜としての魅力であろう。ここでは、山ウドの食べ方や薬効に触れる事はしないが、もし、地元に山菜料理にこだわるお店が出来たら、間違いなく主要山菜のひとつになるのではと思う。

ビルやアスファルトに囲まれた都会の人達に、是非是非身近な里山の植物を食して頂き、身近な里山の持つ魅力や無限の可能性の一つに気付いてもらいたい。(ただ、こうした里山が無計画に開発されていくのが、現在の地方都市の現状である)

最後に、ウドの大木(たいぼく)なる諺を、皆聞いた事が有るのではと思うが、意味は、『凄い勢いで成長し、木みたいになるが、木材としての利用価値は無い』、要は図体は大きいが、役立たずみたいな意味と解釈している。多分、それで合ってると思う。

キスジトラカミキリ

古い写真を整理していたら、未投稿の昆虫の写真を見つけたので、投稿してみる事にする。

撮影年月日は、昨年の6月17日。撮影場所は、我家の庭。

この水の溜まったバケツの中で息絶えていた昆虫は、蜂の仲間なのかカミキリムシの仲間なのか正直今まで分からなかった。

当初より、カミキリムシっぽいなとは思っていたのだが、気分一新改めてよく調べてみたら、やはりキスジトラカミキリというカミキリムシである事が判明。それにしても蜂に似てるよね。

蜂に絶対にある透けた翅がないが、これも当初、水に落ちて暴れてるうちに取れたり、溶けたりしたのかなと思ってしまっていた。また触角の先のクルルんという瘤も蜂の触角を連想させた。

さて、話をこのキスジトラカミキリの習性に戻そう。成虫は、雑木林周りの花に集まる。幼虫は各種紅葉樹の伐採木に集まるようである。

ところで、蜂に擬態する意味って何なんだろう?蜂の姿の方が、捕食や捕獲されにくいの解釈で良いのであろうか?

因みに、私は、このバケツの中の昆虫が蜂である可能性も考慮に入れて、安易につまみ上げる事は躊躇した。このキスジトラカミキリの目的は遂行されてる気もする。