クサシロキヨトウ(稲敷市旧桜川村)

先日の日曜日に、旧桜川村の方に出向いた時に、空いた時間を見つけて、ぶらり稲刈り後の田んぼ周りを散策。

中型の蛾の成虫を見つけたので、写真に収める。以下が、その時に撮った写真。

クサシロキヨトウの幼虫は、稲を中心にイネ科の植物を食べるとの事である。

昆虫の視点から人間の世界の価値観が、昆虫界にどれだけ浸透してるか分からないが、とにかく薄汚れたボロボロのいでたちである。

でも、これは自然界で揉まれて汚れたのでは無く、生まれた時からこの色彩なんだと思われる。それにしても、人間の価値観での汚れ感が半端ない………プロレタリア万歳!!

ホソバセダカモクメ(幼虫)

先程、仕事でつくばの北部の方に行った帰りに、休憩時間に田園地帯を少し散歩。

意外と大きい蛾の幼虫が視界に入った。その時に撮った写真が以下のものである。

この写真からも分かるように、食べていたのはノゲシの仲間だった。早速、〝ノゲシ、蛾の幼虫〝でネット検索すると、すんなり、ホソバセダカモクメという蛾の幼虫である事が分かった。

幼虫の派手さとは裏腹に、成虫の色合いはかなり地味である。

食べられている植物がノゲシだと知っていたからこそ、直ぐに蛾の種名に繋がった気がする。身近な自然は、昆虫も植物も動物も鳥たちも、全て含めて身近な自然でなのである。

ヨモギエダシャク 幼虫 成虫

本日夕方、娘を連れて、近所を散歩。出発は17時というのに、辺りは真っ暗。電池を入れ替えたばかりの懐中電灯を片手に、出掛ける。

流石に子供だけあって、目が良く、直ぐに道路沿いの雑草に居る昆虫を見つけてくれる。その夕方の暗闇の中で見つけてくれた昆虫の一つが以下の写真のものである。

比較的大きめのシャクトリムシで、4センチぐらいあった。意外と簡単にヨモギエダシャクという名前が判明。

決め手は、第2服節の背側に見てとれる対になった突起である。ちなみに、写真を撮る際に、その突起の付近にある黒いゴミみたいな物を、指腹で払おうとしたが、取れはしなかった。今思えば、その黒いゴミみたいに見えてるものも、この幼虫の紋様であったと分かるのだが……

さて、このヨモギエダシャクの幼虫は、ヨモギと名前には付いているが、大抵の植物を食べる事が出来るとのことである。ゆえに、農業関係者からは、少しマークされている蛾の幼虫でもある。

ちなみに、本日この蛾の幼虫が居た草は、ヨモギだった気がするんだが……今となっては証拠が無い。

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2021年4月21日追記

昨晩、家の外灯下に、ヨモギエダシャクと思われる蛾の成虫が来ていたので、その写真を投稿してみる。

大きさは、開張で5センチぐらいではなかったであろうか。