マメアサガオ

1週間ぐらい前に、近所の小川の土手に、様々なツル植物が生えている事に気が付き、片っ端から写真に撮った日が有った。

そんな中の一枚が以下のものである。

後で、ネットで調べたところ、マメアサガオという名前が判明。

北アメリカ原産の外来種で、輸入飼料に種子が混じっていた事により、我が国では、戦後1950年代辺りから定着が見られ始めたようである。

一応、環境省の定める生態系被害防止外来種リストでは、外来のアサガオ群に入ると思われ、3ランクあるうちの2番目の警戒レベルである重点対策外来種に指定されている。

生態系被害防止外来種リストの2番目の警戒レベルである重点対策外来種を、環境省の説明通りに書くと、甚大な被害が予想されるため、対策の必要性が高い種という事である。

ちなみに、この小川の土手に見つけたツル性の植物には、他には、アレチウリマルバルコウ、マメアサガオ、ホシアサガオイシミカワが有った。

ホシアサガオ

1週間ぐらい前に、近所の小川の土手に、様々なツル植物が生えている事に気が付き、片っ端から写真に撮った日が有った。

そんな中の一枚が以下のものである。

後で、ネットで調べたところ、ホシアサガオという名前が判明。

南アメリカ(北アメリカ?)原産の外来種で、輸入飼料に種子が混じっていた事により、我が国では、戦後1950年代辺りから定着が見られ始めたようである。

一応、環境省の定める生態系被害防止外来種リストでは、一番低い警戒レベルのその他の総合対策外来種に指定されている。

生態系被害防止外来種リストの一番低い警戒レベルのその他の総合対策外来種を、自分なりに説明すると、対策に繋がる事を期待しながら、知識のある人達による積極的な啓発が望まれている種という事になるであろうか。

ちなみに、この小川の土手に見つけたツル性の植物には、他には、アレチウリマルバルコウマメアサガオ、ホシアサガオ、イシミカワが有った。

クモヘリカメムシ

少し涼しくなり始めた秋口より、イネ科のメヒシバやエノコログサの雑草群に、この細長いカメムシを見かけるようになった。

名前は、クモヘリカメムシ。(下の写真は、珍しく微妙に明るさの補正してあります)

写真は拡大してしまっているが、平均サイズ17ミリぐらい。危険を感じると、身軽に飛び立つ逃避行動を何回でも続ける。

さて、このクモヘリカメムシは、 イネ科の植物に付くみたいで、水田の周りに、メヒシバやエノコログサを始めとしたイネ科の雑草群が有ると、当然、同じイネ科の稲にも移動して、実に加害を与えてしまう稲の害虫となってしまうようである。

ただ、私が幾つかの水田周りの雑草群を見て回る限り、必ずこのクモヘリカメムシは居るような気がする。直ぐに見つけれるということは、見えないところでは、結構な数が生息しているのではと推測する。

稲穂の早い段階で吸汁されしまうと穂はあるけど実が入ってないみたいになってしまうとのことである。また、クモヘリカメムシの吸汁は、斑点米の原因にもなる。

そこで、重要になってくるのは、害虫の発生〜越冬場所になる水田周りの畦等の雑草刈りである。単なる無計画な人間のペースでの雑草刈りでは、刈られる草も、生存をかけて、結実までの成長スピード等を進化させてくるだけである。

重要なのは、雑草、そこを生活圏にする害虫、そして農産物のライフサイクルや習性を、しっかりと観察・洗い出して、計画的に水田周りを維持する知識や計画を学問として、進化・浸透させる事だと感じる………もしかすると、取り戻す事だと感じる。

身近な自然に触れる中で、頂点を自負する人間達の奢りを横目に、弱者や死者を装いながら、生存への進化を遂げている小昆虫や植物達のしたたかさにに気づかされる事が有る。

道具や薬を進歩させるのと同時に、したたかさや小さな変化を見抜ける人間の繊細な感覚が退化の方向に向かっていないか不安になる今日この頃である。

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2020年3月27日追記。

我が家の庭でも、越冬したと思われるクモヘリカメムシの写真を撮ったので、以下に貼り付けておく。撮影年月日は、3月9日。