ヒメカメノコテントウ

先週の木曜日に仕事先で、昼休みに見つけていたテントウムシの写真を投稿する事にする。テントウムシと言っても、あまり見かけないテントウムシではある。ネットで検索したところ、ヒメカメノコテントウという名前らしい。

よく見かけるナナホシテントウやナミテントウに比べると、一回り小さめ(半分ぐらいの大きさのイメージ)。私が見つけた個体は、基本形の紋様に近いが、背中の紋様に関して、固体差が大きい種のようである。

記憶では、我が家の庭でも見た気がするので、過去の写真データを振り返ってみる事にした。すると、ピンボケな写真ではあるが、似てるけど、色彩と大きさが異なっている事に気が付いた。

我が家の庭で見かけたのは、ヒメの付かないカメノコテントウのようである。

スズメウリ

9月の半ばに、子供達2人を連れて、近所の里山の中を流れる小川沿いを散歩した事があった。

その時に数種の植物の写真も撮っていたが、以下の写真もその時の一枚。

ちょっと分かりづらいかもしれないが、写真に薄黄緑の葉を持ち小さな白い花を付けているツタ植物が写っている。それが、今回の投稿の主役であるスズメウリである。

雌雄同株の植物で、おそらく写真に見える小さな白い花も雄花と雌花に分かれると思われる。雌花の方は、ゆくゆくは実へと変化して行く。最初は緑の楕円形の実も、最終的には、白く丸い果実へとなる。以下に、他の場所で写したスズメウリの実の写真を載せておく。

写真に写る実の方は、未だ緑であるが、ゆくゆくは白い色へと熟し変化して行くようである。

さて、最後に、このスズメウリの利用法であるが、ネット上で調べる限り、これといった利用法が出てこない。

実を食べると、案外甘いとのことであるが……思いの外、人間との接点の無い植物であることを知った。では、昆虫との繋がりはと言うと、ウリハムシの類の食草になっているの目撃するぐらいである。

アレチウリ

9月の半ばに、子供2人と、近所の里山の中を流れる小川沿いを散歩したことがあった。その時に、何枚かの植物の写真を撮っていたが、そのうちの一枚を紹介しようと思う。

この写真の上部に少し写っている水面は、小さな小川の水面であるが、このツタ植物は、特定外来生物のアレチウリだと思われる。

このアレチウリを意識的に広範囲に渡って探した事は無いが、近隣の小川沿いの土手には、結構生えている気がする。

ちなみに、この雌雄同株のアレチウリの雌花と雄花を写していると思われる写真を以下にアップしてみる。

さて、このアレチウリの特定外来生物としての一面を記す事にする。元々の生息地は、アメリカ合衆国やカナダで、真偽は分からないが、輸入大豆の種子に混じって、日本にやって来たと言われている。輸入大豆を扱った豆腐関係の職場から自然界へと広がっていったとの話もある。既に、1952年には、静岡県清水港で、確認されている。

日本生態学会の決めた侵略的外来種ワースト100にも選出されている。環境省の定める特定外来生物にも指定されているはずである。同じく環境省の生態系被害防止対策外来種リストの中では、一番ランクが上の緊急対策外来種である。

長野県は、このアレチウリの撲滅に向けて、県を上げて取り組んでいたりするが、我が県は、どうなんであろう?と言っても、県が何か決めても、実際に動くのは市町村自治体である。

また、植物防疫法の対象生物にも指定されている。植物防疫法というのは、簡単に言うと、在来の農作物への悪影響が出そうな生物を防除しようという法律だが、地元のブランド作物を開発・宣伝する労力の一部を、こうした特定外来生物の動向にも意識を持つ方に、少しは向けられないものだろうか……

ただ、現実のところ、各市町村の環境関連の課に属する職員達の殆どは、アレチウリの名前も見分け方も分からない人達であろう………そうでなければ、環境省の特定外来生物に対する姿勢に、自発主体的に呼応する動きが、もっと出て来ているはずな気がする。