ナナフシ

ナナフシには、たまに仕事先で遭遇する。年に7、8回は出会っている気がする。

下の写真のナナフシは、休憩に選んだ駐車場の林縁にいたものだ。

ナナフシを捕まえるのは、いたって簡単。逃げる為の翅も持っていなければ、動作も決して速くない。

因みに、私が、このナナフシを見つけた狭い同じエリアには、オオカマキリも生息している。オオカマキリに、捕食されて、直ぐに絶滅してしまいそうな気がするのだが、どうもそのようにはなっていないような気がする。

この動作の遅いナナフシが、自然界で生き残り続けていけるのは、擬態(ナナフシの場合は、枝や蔦に)というものが、人間以外の捕食者達には、ある程度の効果を持っている可能性を信じてみたい。

この同じ場所で、かれこれ4ヶ月以上前に、一旦捕まえて、写真を撮った後リリースしたナナフシが居たことを思い出した。上の個体と下の個体が同一かどうかは分からないが、とにかく、カマキリ他の捕食行動によってだけでは、絶滅しないだけの生息数と知恵が、ナナフシには備わっているのかなと感じる。下の写真が、4か月前に写真に収めた個体。

人間に害は無さそうだし、少なくとも私には身近な癒しをくれる奇妙な姿のナナフシ、もっともっと、身近に居て欲しい昆虫である。

トサカフトメイガ(幼虫 成虫)

10日ぐらい前に、仕事の休憩中に、休憩場所に選んだ駐車場に隣接する林縁で、ヌルデの木に大量発生している蛾の幼虫もしくはハバチの幼虫を目撃する。そして、一部を写真に収める。

その時写した写真は、以下のものである。

種名を特定するまで、10日近くかかったが、理由は、大量発生していた木を、アカメガシワと思い込んでしまっていたからだった。〝アカメガシワ、蛾の幼虫、大量発生〝の3つのキーワードでネット検索したのだが、写真と同じような幼虫がヒットして来ることはなかった。ちなみに、この3つのキーワードでヒットしてくる蛾の幼虫に我が家でもたまに見るクワゴマダラヒトリの幼虫があった。

さてさて、本題に戻るが、もう一度、繰り返し写真を見返していると、幼虫と一緒に写っている葉っぱが、アカメガシワでは無いなという事に気が付いた。同時にヌルデだろうと判断した。今度は、〝ヌルデ、蛾の幼虫、大量発生〝という3つのキーワードでネット検索したところ、今回の投稿の主役であるトサカフトメイガが、直ぐにヒットしてきた次第である。

トサカフトメイガ……発生は、年一回。幼虫の食草樹は、ヌルデ、ニワウルシ、クルミ等。


2020年8月3日

トサカフトメイガの成虫と思われる蛾を見つけ、写真に撮ったので、投稿しておく。発見場所は、近隣のホームセンターの入り口付近である。灯りに寄せられて来たのであろう。

コカマキリ

昨日、家の庭に干してある洗濯物に小さなカマキリがくっ付いているのを見つけた。

直ぐに、確認したポイントは、翅が成長し切っているかどうか?何故かと言うと、翅が成長途中だと、もっと大きく育つカマキリの幼体の可能性があるからである。

そして、観察の結果、翅は、しっかり成長しているようである。こうなると、この5センチ程度の大きさで成体なのは、コカマキリの路線を疑ってみる。

ネットで調べると、コカマキリの特徴は、鎌の下側に黒い帯の中に白い斑点の様な紋様があると言う事である。果たして如何に?

小さく華奢な鎌に、その紋様を見て取れる。コカマキリで合ってると思う。

このコカマキリとの庭での遭遇により、我が家の庭には、オオカマキリハラビロカマキリ、このコカマキリの3種が生息していることが分かった。

確か、コカマキリの物と思われる卵塊も、家の壁にくっ付いていたのを写真に収めた記憶があるなぁ〜。