トラマルハナバチ Bombus diversus (Smith, 1869)

最近、近隣で見かけて写真に撮っていたハナバチである。

静止してくれず、常に飛び回っていたので、どうしてもピントが合わせられなかった。

大きさは、腹部を丸めていることが多いので、推測し難いが、余裕で体長20ミリは超えそうな大きなハチである。

別の角度から写した写真をもう一枚。

沢山の毛深い蜂の中から、本種に行き着く特徴を見出すと、頭部に毛が生えていない事と、脚部腿節の太さであろうか。

こうした点を材料に種を特定すると、おそらく、トラマルハナバチであろうとの結論に至った。

上の写真の個体は、大きさから越冬した雌であることが分かり、それらより小さい雄や働き蜂は、夏以降に現れるようである。

また、マルハナバチの仲間達は、土中に作られたノネズミ達の巣が遺棄されたものを巣として利用しているということも知った。

さて、このトラマルハナバチの生息分布は、国内は、北海道から九州まで。海外は、韓国からの生息報告が上がっており、朝鮮半島には生息しているようであり、ロシア沿海州南部にも生息していると思われる。

クロツヤハダコメツキ? Hemicrepidius (Hemicrepidius) secessus secessus (Candèze, 1873

昨晩、我家の外灯下に来ていたコメツキムシの一種である。

大きさは、我家に来るコメツキムシの中では、小さいなと感じた。体長12ミリといったところであろうか。

種名に関して、少し自信がないのも認めるが、クロツヤハダコメツキではないかと思った。ちなみに、もう一回り小さいのに、コクロツヤハダコメツキという種もいるらしい。

さて、このクロツヤハダコメツキの生息分布は、国内は、本州から九州まで生息しているようである。海外の生息分布は、ちょっと分からなかった。

ホソオビヒゲナガ 雄 Nemophora aurifera (Butler, 1881) 2nd

昨晩、我家の外灯下で見かけた蛾の一つである。

直ぐに、蛾の名前は分かったが、我家の外灯下にも飛んで来るんだと意外に感じた。(一応、3年前の5月13日に投稿済みの種である。)

大きさは、前翅長8ミリぐらいの蛾である。

特筆すべきは、その長い触角であろう。この長いのは雄の特徴であり、雌は、この半分以下ぐらいに短い。

種名は、ホソオビヒゲナガ。

1ヶ月ぐらい前から、近隣の自然下では目に出来る蛾である。重そうな触角のバランスを取り、凄いゆったりと飛んでいる蛾である。

幼虫の食草は知られていないとの事だが、この蛾を見かけるエリアに共通する植物を絞っていけば、突き止められそうな気はする。

我家に飛んで来たのが意外と感じた理由は、我家の敷地で、この蛾が飛んでいるのを一度も見たことがないことと、家の近所でも、飛んでいるのを見た記憶がないのである。ただ、家の近所の場合は、見落としがあって、意外と近場で発生しているのかもしれない。

このホソオビヒゲナガの生息分布は、北海道から九州(対馬含む)まで。海外の生息分布は、韓国や台湾にもいるようである。