ヒメクロミスジノメイガ? 成虫 Omiodes miserus (Butler, 1879).

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長13ミリぐらいあったのではないだろうか。

ちょっと上翅の全容が見え難い場所に、見え難い止まり方をしていたので、肉眼での目視の時は、ウスグロノメイガの仲間かなと思っていた。ただ、なんとか手を伸ばして上翅を真上から写そうと試みていたファインダー越しには、3本の横線が見えていた。(撮った写真より、現場での目視では、3本の横線【三筋】が強調されていた。)

そのような第一印象で、この蛾の名前を調べていくと、ヒメクロミスジノメイガという種なのではと思った。

この蛾の幼虫が何を食べるかは、突き止められていないようである。

生息分布の方は、国内は、本州以南……九州の屋久島辺りまで。海外の生息分布は、ちょっと分からなかった。

ネグロマイコガ 成虫 Stathmopoda dorsioculella (Terada, 2014)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長8ミリ弱ぐらいあり、おまけに毛束がいっぱい付いた後脚(?)を横に大きく広げているので、決して凄い小さな蛾には映らない。

種名は、調べたところ、ネグロマイコガかと思われる。

殆ど情報のない蛾の一派であり、このネグロマイコガも、学名の登録年から分かるように、2014年に分類し直され新種扱いになった蛾のようである。

分布は、本州以南……奄美大島辺りまで生息しているのは確認されている。海外の方は、ちょっと分からなかったが、ニセマイコガ科の蛾自体は、日本以外にも広く分布している蛾のようである。

幼虫の食草は不明だが、同科のキイロオビマイコガStathmopoda pedella(Linnaeus,1761)は、秋に現れ、ハンノキ属の未熟な果実の種子を食べる事が知られているので、もしかしたら、似たような形態を持っている可能性はある。

カツオゾウムシ Lixus impressiventris (Roelofs, 1873 )

今朝、ちょっと散歩がてらに、近所の小川でガサガサをした時に、見つけて写真に撮っていたゾウムシである。

大きさは、体長12ミリぐらいだったと思う。

近隣で、この手のゾウムシでよく見かけるのは、ハスジカツオゾウムシであるが、なんか違う気がした。他にも、ナガカツオゾウムシとかも知っているが、上の写真のゾウムシが、それだったかを調べていると、カツオゾウムシという今まで出会った事がないゾウムシと判明。

ネット上の情報の中に、タデ科のミゾソバでよく見られるとの記事が多かったが、確かにこのカツオゾウムシがいた辺りは、河岸にミゾソバが繁茂していた。タデ科の植物の葉を食べるものと思われる。

自分の写したカツオゾウムシの写真を見て、随分と毛羽だったゾウムシとの印象を持ったが、これは毛羽立ちというより、粉みたいなものなのか、触ると取れて黒い下地が見えてくるとの事である。

さて、このカツオゾウムシの生息分布は、国内は、北海道から九州を経て沖縄本島まで生息している模様。海外の生息分布の方は、掴めなかった。