オオアオゾウムシ Chlorophanus grandis 2

我家の庭で時々見かけるゾウムシの一種である。

大きさは、体長15ミリぐらいあって、決して小さなゾウムシではない。

名前はオオアオゾウムシ。

色合いは綺麗なんだが、産毛が濃いのか、決して煌びやかな輝きのある身体ではない。上の写真は、綺麗に撮れた方だと思う。

幼虫は潜根性の習性があり、成虫はブナ科の樹木に集まるようである。今回見つけたのは、クルミ科のペカンかヒッコリーの葉裏にいた気がする。

カギシロスジアオシャク 成虫 Geometra dieckmanni Graeser, 1889 1

先ほど、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長で21ミリぐらいだった。

アオシャク亜科の蛾にしては、貫禄十分。

調べたところ、種名は、カギシロスジアオシャクかと思われる。

翅が一部擦れているのは、犯人は私である。私が庭の暗闇で見つけ、この外灯下まで、指で摘んで移動させたからである。綺麗な身体を傷つけてしまった事を後悔するような美しい風貌である。

暗闇で、地面に寝っ転がりながら撮った写真を以下に。

この時はまだ翅に傷はない。

さて、幼虫の食草は、ブナ科のクヌギやコナラやクリとの事である。独特の幼虫の画像も、ネット上で見たのだが、なんか見覚えがある。過去の写真をチェックしてみようと思う。

オオアオイトトンボ Lestes temporalis (Selys, 1883 ) 2

目下、この大きなイトトンボに沢山触れ合える場所がある。

種名は、オオアオイトトンボだと思う。日本のイトトンボ属最大のトンボである。

5月の今頃現れ、11月ぐらいまでは見れるトンボである。

この手のトンボには、オオ(大)が付かないアオイトトンボという種もいるが、両種とも、近隣の自然下では時々見かけるイトトンボである。

ただ、今回、このオオアオイトトンボが、それほど広くない草むらに密集している場所を見つけたのである。この場所は昔から知っているが、オオアオイトトンボの存在には気が付かなかったので、今が旬なんだと思いたい。

さて、このオオアオイトトンボと戯れてて感じたのは、このトンボは、人間の接近を、どれほど危険に感じているのであろうかという点である。というのは、近付くと逃げるが、決して遠くへ逃げようとはしないのである。飛んで逃げても、せいぜい数十センチ先の草茎に直ぐに止まるのである。もし、小さな網でも持っていたら、直ぐに数十匹は捕獲出来てしまう。

このオオアオイトトンボの生息域を眺めると、世界中に分布するアオイトトンボが、極東の日本近辺で固有進化したものと考えたくなる。国内では、北海道南部から、九州まで……国外では、ロシア沿海州南部から朝鮮半島にかけて生息報告されている。

一応、現在、北海道では、絶滅危惧種として扱われているイトトンボである。

最後に、胸部のアップの写真を以下に。